ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

チョコレート中毒

チョコレート中毒の量チョコレートの重量ではなくて、テオブロミンという成分です。中毒量 300㎎/㎏致死量 1000㎎/㎏ テオブロミンは、チョコレートの種類によって違います。 色の濃く苦いものほどテオブロミンの含量が高い傾向にあります。まあ、小型犬なら、板チョコ1枚食べると中…

尿毒症とは

尿毒症 尿に排泄されるべき代謝老廃物が、腎機能不全によって、血液中に蓄積されてしまう症候群のことです。 症状は 血液中に老廃物がたまっているので、気持ち悪いので 食べない 吐く 口臭が強くなります進みますと 高窒素血症(BUNやクレアチニンが高い) 体…

歯のはえかわり 

子犬をかうときに 歯をみましょう乳歯は生後3週で生え始め、犬種や体格によって異なりますが、6-12週で全部はえそろいます。乳歯から永久歯に代わる時期は切歯(前歯のこと) 2-5か月 第三切歯(隅のほう)は、4−5か月 乳歯も上6、下6本の前歯がありま…

とと太のいちおしの日帰り温泉

スタッフ慰安旅行で長瀞にいってまいりました。 夏や紅葉の季節の11月には行列ができるという 長瀞ライン下り WEB予約で、待たずに、しかも割引価格で乗ることができました。 雨が降らないので、川の水位が低く、ダムから放流してもらっての、なんとか川下りが…

中医学で病気を見ると

中医学で病気をみると、 聞きなれない言葉がありますよねたとえば 1)お血(おけつ)(「お」の感じが難しくて、だせなかった) めぐりが悪くなり、停滞した血液のこと こういうめぐりの悪い血液の状態が続くと、高血圧、動脈硬化、心臓の病気、腎臓、脳疾…

成長期とは

成長期は犬猫さんは、1歳と思っていませんか? 犬の場合、体の大きさで各ライフステージの長さが違うのです。 ライフステージにあわせた。食事を考えないといけません。成長期は猫は 12-15か月齢まで小型犬(10キロ以下) 10か月齢まで中型犬(11-25キロ) 12か月齢…

変形性関節症とは

シニアになったら、人も犬も猫も 関節にガタがきます、、股関節形成不全というと、 ラブとか、大型犬のイメージがありますが、 実はパグやフレブル、シーズーにも多いといわれています。アメリカのデータでは、成犬の20-25%が変形性関節症にり患していると報告されています。…

犬には、犬の歯磨き粉

人間の歯磨き粉は、犬猫さんには使えません。だから、犬には犬の歯磨き粉があります。違いはまず、飲みこんでも大丈夫ってことです。そして、人の歯垢は、口の中の細菌がつくるグルカンによって、それがバイオフィルムとなって歯に固着します。 で、 そのグルカン(歯…

タンデムモーターパラグライダー

タンデムモーターパラグライダーとは タンデム 二人乗り モーター モーターがついているので、山の傾斜を利用しなくても飛び立てる パラグライダーなんです インストラクターと一緒に、 生まれてはじめて大空を飛んでみました!!機材は、 モーターが45キロあるそうで(二人乗りだから重…

耳血腫とインターフェロン療法

耳を掻きすぎて、あるいは、免疫的な問題で 耳に血がたまってしまい、耳が膨らむ病気に 耳血腫というのがあります。1)原因は、 原因は 免役的なものの関与ですが、 基礎疾患に外耳炎があります。耳介(耳たぶのこと)の自己免疫機序が原因でおきる、内因性…

猫の慢性口内炎とインターフェロン療法

猫ちゃんの慢性口内炎の原因は直接の原因は細菌感染 ですが、 口の中は、ばい菌いっぱいというのは、どの子も同じことで(口の中の細菌は、うんちと同じくらいいるといわれています)それなのに、口内炎になってしまうには 訳があります。そう、 根本的な原…

インターキャット

猫の白血病の慢性期になったら、 (白血病の感染初期の4週間でしたら、インターフェロンでウイルスが陰性になる可能性があります) 治療法はない、、、慢性期とは白血病のかかってしまったけれど、 運よく生き延びた猫ちゃん でも、ウイルスが骨髄にはいりこんでしまって、 …

オーダーメイドの手作りフェルト人形

アンデイくんの毛で、つくってもらったフェルト人形です。 世界でひとつ オンリー・ワン本物のような細部にこだわった、素晴らしい出来ですよね わたしの知りあいの方がつくっています。オーダーメイドなので、要望や修正も聞いてくれます その子の毛でつくってくれ…

アンデイくんと、伊豆日帰りプチトリップ

伊東の道の駅にある 犬ものれるグラスボトムボートに乗ってみました 秋晴れで、海も穏やかでしたが、サカナはほとんど、みえませんでした。 貸し切り状態でした(平日なので)沖に出ると、カモメがわさわさ(うみねこ、ユリカモメなどなどだそうです)初島 無料の足湯 …

ドックトレーナーのプチ個人レッスン開催します

犬との生活のコツをお教えします。ワンランク上のワンになろう!! ドックトレーナーのマンツーマン・プチ個人レッスン会の開催 日時 11月28日(土) 午後13時半から 場所 当院にて 完全予約制 費用 30分1500円 1時間2000円 内容 いろんなお悩みの解決法を…

インターキャット

抗ウイルスの注射、インターキャットという薬があります。 発売から21年、日本で製造されている、 猫風邪や猫白血病、犬のパルボウイルスの薬です。1)機序は 抗ウイルス作用ですが、 ウイルスを直接やっつけるわけではありません。 細胞の核にはいりこんだ、ウイル…

薬の排泄

飲んだ薬は、代謝されて、徐々に体から外にでていきます。 その経路は2種類 ひとつは、 肝臓から、胆管を通って、腸にでて、糞にでる もうひとつは、 腎臓から、オシッコと一緒にでるということで、 腎臓や肝臓が悪いと 薬の排泄が遅れたり、副作用が強くでたり…

手術をする前に血液検査をする理由

術前検査、 まあ、人間で、 手術をする前に血液検査をしない病院はたぶん、 日本中調べてもゼロ皆無だと思います。もちろん、どうぶつも 血液検査をしてから手術をするのが ベストです理由は1)もしも、肝臓が悪かったら肝臓がすごく悪いのに、知らないで手術…

新しい耳の薬

暑い夏が終わって、季節の変わり目になると。外耳炎になるわんこが多いですよね、 おうちで、薬を点耳、 毎日、 ああ、めんどくさいし、 犬は嫌がって逃げ回るし しかも、嫌がるので、うまく点耳できない、 点耳をしたあと、耳をふって、薬がまわりに飛び散…

おしっこがでにくくなる原因

排尿障害には原因がいろいろあります。 オシッコがでにくい、もらす こういう排尿障害には、腎臓や尿管は関係ありません。 膀胱と、尿道、あるいは、前立腺、膣 に問題があるからです。 膀胱にオシッコがパンパン、でも排尿できない、これは、命にかかわるエマージェンシ…

おもらしの原因

犬猫さんもおもらしをします、原因はいろいろです 先日、麻生大学の泌尿器科の渡邊先生のセミナーにいってまいりました。 そこでのお話 排尿障害のなかには、、 尿失禁 頻尿 があります。おもらし そそう しょっちゅう、トイレにいく トイレにこもっている原因は ①膀胱…

網膜剥離

シーズーに多い網膜剥離 ラブラドールやダックスに多い網膜委縮いずれも失明してしまう、こわい病気です。 網膜が一度に全部はがれてしまうと、ものにぶつかるので あ、見えていないなって気づきますが だんだん、はがれていくケースが多く そういうときは、発…

肝臓がとても悪いときに、タンパク制限する理由

肝臓が少し悪い そういうときは、脂肪を少なくしてむしろ、しっかりタンパク質をとったほうがいいのです。タンパク質が肝臓の細胞の再生を促す大事な栄養素だからです。でも、肝臓がものすごく悪くなって(肝臓の機能不全) 血液中のアンモニアの数値が高くなった…