ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

2017-01-01から1年間の記事一覧

管理者のいないドックランはやっぱりこわいですね

近くの都立公園の登録制ドックランでの出来事10キロ以上の中大型犬が一緒という乱暴―な区切りもさることながら、 やぱり管理者がいないと、 かみつき犬がきてしまいますね。先日、近場の都立公園のドックランで(なぜか、携帯が勝手に撮影) ミデイが必死に逃げているか…

後天性重症筋無力症

神経筋接合部に抗体ができてしまって、筋肉がうまく働かない病気です1)なりやすい犬種 秋田犬、シェパード、チワワ、ゴールデン、など 猫は犬よりもなりにくいですが、アビシニアン、ソマリに多いそうです2)年齢 4歳齢以下、あるいは9歳齢異常3)症状 四肢の筋肉の…

炎症マーカーCRPが高いといわれたら

血液検査でわかるCRPという炎症マーカー(犬のみ)がありますどういうときにあがるかというと、①避妊していない犬だったら 子宮蓄膿症②肺炎 ③膵炎 ④免疫の病気 ⑤腫瘍 ⑥胆のう炎 ⑦特発性多発性関節炎 ⑧無菌性結節性脂肪識炎 ⑨腎盂腎炎 ⑩免疫介在性溶血性貧血 ⑪…

奇跡の再会

今日は、ミデイくんに、素敵なクリスマスプレゼントをあげることができました。なんとミデイくんは、青森のブリーダーさんから購入したのですが、 その同腹の同じ月日に生まれた兄弟が なんと、、 なんと、5キロ先のご近所に住んでいたのです!!で、 ミデイくんを連れて…

犬は慢性の痛みを我慢する

大型犬に多い股関節形成不全 徐々に関節炎が進行していきますが、 犬は慢性の痛みに強いので 急に歩けなくなった、足をひきずる、 足をなめる ということになったら、 股関節形成不全だけでなく、ほかの病気の可能性があります。 たとえば、膝の前十字靭帯断…

お座りするときに、横座りする

ちゃんとしたおすわりができない 足を横に投げ出して座っているこういうときは膝に問題があったり 股関節に問題があるかもしれませんきちんと調べたほうがいいですね。正しいお座りは

お台場のマダムタッソー蝋人形館

蝋人形で世界のセレブに会える、おもしろスポットです 一緒に写真を撮ったり、触ったり、 あこがれのスターに会える???なぜか、壇蜜 ジュージクルーニー デイカプリオとケイトウインスレット(タイタニックのペア) まおちゃん オバマの隣に座れる お台場のイルミ ダイバーシテイの等身大ガンダム 年…

心肺停止の蘇生率

先日はアメリカの大学の動物のERの先生のセミナーでした。アメリカって大学に動物のERがあるなんて、素晴らしいですよね。日本の大学は完全予約制ですので、残念ながら、ERがないし、緊急治療なんて受け入れ態勢になっていません。 そこでのハナシ心肺停止になって、蘇…

適度な運動量とは、、

昨夜は、麻布大学の夜のセミナーにいってまいりました。 19時半に終了にしましたのでご迷惑おかけしました。セミナーでは、整形外科の藤田先生のお話しでそこで、小型犬が若いときに、膝蓋骨内方脱臼といわれたら、 いずれは、前十字靭帯が切れる可能性が高い だ…

リウマチ

犬猫さんも、リウマチになることがあります 発生頻度は少なく、まれだといわれていますびらん性多発性関節炎を特徴とする、免疫の病気です。検査は 血液からリウマチ因子(RF イヌのみ)を調べます。感度は70%で、特異性は低いといわれています。 つまり、RFが陽性…

クームス試験

赤血球表面に自己抗体が結合し、赤血球が破壊(溶血)されていしまう病気があります。 免疫介在性溶血性貧血といいます(IMHA) 赤血球がどんどん壊される(犬は100-115、ネコは73日が赤血球の寿命)と、貧血になってしまいます。この病気の診断に用いるのがク…

猫にはまつげがない

猫にあって犬にないもの 鎖骨 犬にあって猫にないもの まつげ犬は逆さまつげで目にキズができることがあります。 その場合は、眼の12時の方向(上)にキズができます。 深くなると角膜潰瘍になります。 真ん中にキズができたら、それは細菌感染による角膜潰瘍…

歯がとける病気

猫ちゃんの25-75%かかっているといういわれている 「猫の歯の吸収病巣」 (ネットから拝借)歯頚部に歯肉がもりあがって、歯の一部を被ってしまい、その歯肉の中の破歯細胞という細胞が歯の表面をとかしてしまう病気です。 その結果、歯の表面が溶けてなくなっ…

抜歯の併発症

犬猫さんの葉の治療は、スケーリングと抜歯につきます。ハミガキしていても、残念ながら、歯石がつきます。歯周病の予防のためには アメリカ動物病院協会では、犬猫のデンタルケアのガイドラインというのがあって、 そこでは、 小型犬は1歳、大型犬は2歳のときに全身麻酔で、ま…

手づくり綿棒

お耳掃除のときに、綿棒をつかって 汚れをふき取ります。 でも、 この綿棒、なかなか、くせものです市販の人間用の硬い綿棒だと 犬猫さんのやわらかい耳の粘膜を傷つける可能性があります。 耳掃除のしすぎは、外耳炎の原因になります。ですので、 綿棒で耳…

車のステッカー

ミデイくんの写真をステッカーにして 車に貼ってみました。 つくってくれるサイトはこちら http://hpt.chu.jp/ ネットで写真を送るだけです明日で生後6か月になるミデイくん、ついに9.95キロになって 抱っこするのが、重くなりました、、、

恒例の宮ケ瀬ダムのイルミ

毎年、アンデイくんと行っていた宮ケ瀬ダムのイルミに、今年は、ミデイくんといってみました 小型犬なので、ミーヤ号には、難なく乗れました (去年はアンデイくんも乗りました) 今年も盛況でした 犬も入れるお店 ジャンボツリー

猫ちゃんが1歳までに失明する病気

遺伝性の網膜変性という病気があります。猫ちゃんはまれなんですが、 遺伝なので、 アビシニアン ペルシャ ベンガル猫で発生するといわれています症状は 生まれていから8-12歳からでてきて、1歳までには失明してしまう、かわいそうな病気です治療法はないようです、、…

アトピー性皮膚炎のビフォーアフター

アトピー性皮膚炎(環境アレルギー)は、症状は改善できても、完治しないので、痒みとつきあっていかないといけない、やっかいな皮膚病です アトピー性皮膚炎の柴犬さんです治療前 かなり、痛痛しいです治療後 治療内容は ①インタードックの注射(週1回合計10回) (アトピー体…

軟骨保護サプリメント

軟骨保護サプリメントについて エビデンスがあるのか? という人での研究がありますが、軟骨保護サプリとは 具体的には、グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝(ニュージーランド産でないと、きかないそうです) 結論 症状は改善するけれど、病態進行に対しての効果はなさそうで、軟骨…

ほんとうはこわい若年性白内障

Aコッカに多い若年性白内障老年性白内障は徐々にすすむので、手術をしないといけない緊急性はあんまりないのですが、若いときに、どーーんっと目が白くなったら 放置すると、たいへんなことになる可能性が高いです同じ白内障でも犬と人では違いますし 人なら…

眼は、軽いキズのほうが痛い

昨日は、眼のセミナーで横浜みなとみらいにいってきました目にキズがつく 原因は 掻いた ケンカした こすった シャンプーがめにはいった 散歩で異物がはいった などなど目に異物がはいると、すごい違和感と痛みがありますよね 目の表面の一番上の層のほうが、知覚神…

猫の失明

昨日は猫の眼について、ヘブライ大学のロン・オフリ教授のセミナーを聞いてきました。六本木の東京ミッドタウンで開催されて、 いやー、やっぱ、都心は遠いわーー 疲れましたが、有意義なセミナーでした。猫の失明で最も多いのは ブドウ膜炎 ブドウ膜ってなに?って思われ…

慢性の関節の痛み

シニアの犬が散歩を嫌がる、歩かない そんなときは、 慢性の関節の痛みがあるかもしれませんこんなときは運動器疾患を疑ってください 痛みを放置することは寿命を短くする可能性があります・散歩に行きたがらない、ゆっくり歩く ・階段や段差の上り下りを嫌がる…

ロコモテイブシンドローム

先日、日大の整形外科の枝村先生のセミナーにいってまいりました。 そこでのハナシです人間で、ロコモテイブシンドロームという運動器症候群が提唱され、(つまり、メタボと同じで)整形外科に予防的概念が導入されています。運動器の障害は、健康寿命の短縮にな…

真鶴半島プチトリップ

真鶴半島の遊覧船は犬も乗れます 小型船なので、かなり揺れるので、酔うかもしれませんが、、、、 大人1名1200円 犬は無料 かっぱえびせんに群がるカモメたち 波打ち際の遊歩道 絶品 海鮮ラーメン840円 あっさりして、おいしいです箱根駒ヶ岳ロープウエイの…

甲状腺の腫瘍

犬の甲状腺の腫瘍はまれといわれています。 腫瘍全体の2%1)好発犬種 ビーグル ボクサー ゴールデンビーグルはリンパ球性甲状腺炎も発生しやすい犬種といわれています。 甲状腺機能低下症のビーグルは甲状腺がんが発生する可能性が高いといわれています 2)症…

レバーの食べ過ぎにご注意

貧血によいから、 などなどレバーをあげるのはいいことなんですが、やっぱり、食べ過ぎはよくないです。 過ぎたるは及ばざるがごとしレバーを食べ過ぎるとビタミンA過剰症になります頸椎、腰椎のスポンジローシス(骨関節症)の原因となるといわれています (ネットか…

Mダックスに鼻炎が多い

シニアになると、ダックスフンドの鼻炎が多くなるようです原因は 1)慢性特発性鼻炎 大量のねっとりした黄色い鼻汁(粘液膿性鼻汁)が貯留して慢性の鼻づまり になります 睡眠呼吸障害がみられます(犬は本来、鼻呼吸) 治療はネブライザーなどの対処療法2)リンパ形質…

溶血

血液が壊されて、貧血になり黄疸がでる病気です。1)原因は ・免疫の病気 自分で自分の血液をこわしてしまう・感染 ヘモプラズマ(マダニ、咬傷からうつる)、 バベシア(マダニからうつる) レプトスピラ症(ネズミの尿からうつる)・ 化学物質 タマネギ中毒 亜鉛中毒 ビタミン…