肝臓がとても悪いときに、タンパク制限する理由
肝臓が少し悪い
そういうときは、脂肪を少なくしてむしろ、しっかりタンパク質をとったほうがいいのです。タンパク質が肝臓の細胞の再生を促す大事な栄養素だからです。
でも、
肝臓がものすごく悪くなって(肝臓の機能不全)
血液中のアンモニアの数値が高くなったら
タンパク質を制限(ゼロではないです。ここが大事!!)
しないといけません。
血液中のアンモニアが高くなると肝性脳症といって、
昏睡状態になり死に至ります。
理由は
①食べたタンパク質は、腸の中の悪玉菌に分解されてアンモニアが発生します。肝臓の機能が悪くなっていると、このアンモニアを解毒できないからです。
②余剰なタンパク質は、脱アミノ反応により、αーケト酸とアンモニアを生じます。アンモニアは、肝臓でオルニチン回路で代謝され、尿素がつくられるのですが、肝機能不全(80%以上の肝細胞がダメージうけている)のときは、この代謝ができないので、血液中にアンモニアが残ってしまうのです。
天然記念物の白い金魚
桶でかう、メダカ