ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

チョコレート中毒

チョコレート中毒の量

チョコレートの重量ではなくて、

テオブロミンという成分です。

中毒量
 300㎎/㎏

致死量
 1000㎎/㎏


テオブロミンは、チョコレートの種類によって違います。
色の濃く苦いものほどテオブロミンの含量が高い傾向にあります。

まあ、小型犬なら、板チョコ1枚食べると中毒をおこす可能性があります。


犬に中毒をおこすものに、ぶどう、干しブドウがあります。
毒性機序は、タンニン、ビタミンD過剰摂取、マイコトキシンなどどいわれていますが、毒性機序は不明です。でも、犬に急性腎不全をおこす可能性があります。


人の風邪薬に入っているアセトアミノフェン
 猫は死ぬかもしれません(メトヘモグロビン血症)

ユリ科の植物は猫に腎毒性があります。花弁や花粉だけでなく、植物自体も副作用をおこします。作用機序は不明