ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

おしっこがでにくくなる原因

排尿障害には原因がいろいろあります。
オシッコがでにくい、もらす
こういう排尿障害には、腎臓や尿管は関係ありません。
膀胱と、尿道、あるいは、前立腺、膣
に問題があるからです。


膀胱にオシッコがパンパン、でも排尿できない、これは、命にかかわるエマージェンシーです
オス猫さんに多いです
メスは、
おもらしはしても、オシッコがでないっていうことは、あまりなく、尿道がオスよりも短いからです。ということで、メスでオシッコがでないとなると、かなり、病気が重篤な可能性があります。

では、オシッコがでないというのは、
つまり

膀胱がいっぱいなのに、膀胱が収縮できない、

ということは、
出口がつまっている、、、

尿道括約筋がしまっている(オスのほうが、この筋肉が発達しているので、メスよりもしまりやすい)

・膀胱がパンパンになってしまって、過剰拡張による排尿筋アトニー(バカになっているってことです)
・尿路結石
  尿道に石があったら、出口に蓋されたようなものですよね。
尿道狭窄
  オシッコの出口が狭い
・重度な尿道
前立腺疾患
  人間ほど、前立腺肥大は尿道に影響を与えないのですが、前立腺がんや、前立腺の炎症、膿瘍があると、
排尿を障害します
・膀胱や尿道の腫瘍
・骨盤内の腫瘍
・膣の腫瘍
・尿路の感染
・排尿の神経のダメージ
  交通事故による骨盤骨折、椎間板ヘルニア、馬尾症候群、など
・脳の病気

検査は
  レントゲン
  エコー
  膀胱と尿道の造影検査

皆様は膀胱炎になったことありますか?
わたしは、若いときに一回だけなりました。
めっちゃ、痛いです、、
だから、排尿できなくなります、
病院にいって、抗生剤をもらって、飲んだら、すぐに治りました。あのときに幸せ感はいまでも忘れません。
もちろん、痛くなって即日に病院にいきました。
様子をみるなんて、無理なんです、あまりにも痛いし、
とにかく病院にかけこみました、、
犬猫さんもオシッコ痛そうにしているのに、それをしばらく、様子を見るのは、あ、、ま、、、り、、にも
不憫です、、、、
トイレにこもって、オシッコがでないでないと苦しんでいる猫さんがいたら、早く救いの手をさしのべてあげてください。

お笑い芸人のおもしろ話、、

グルメ番組で焼き鳥をたべたとき、
焼き鳥やさん
「焼き鳥屋を開くのが夢でした」
コメンテーター
「いやー、この鳥にも、夢があったと思いますが」
 


お水をいっぱいのんで、オシッコトラブル防止のためには
食器も考えてあげましょう。飲みたくなる器にしましょう。