ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫ちゃんの消化管型リンパ腫

シニアになると、やせてくる

よく吐く

食欲不振

下痢

 

猫はあんまり下痢しないです。食事や投薬でも、下痢が治らなかったら、この病気ってことも考えられます。

レントゲン検査でうつるのは、一部で

粘膜型のリンパ腫は、あきらかな異常は検出されません。

 

検査は

 1)粘膜型  内視鏡検査、開腹生検

   飲む抗がん剤の投与(猫にのませるのってたいへんですよね)

 2)腸管腫瘤型  おなかの腫瘍に直接針をさして細胞診、内視鏡検査、開腹生検

  単独腫瘤や消化管穿孔していれば、手術するが、治療成績が改善するかどうかは、十分なデータなしだそうです。

 

 3)リンパ節腫大  細胞診 手術しない

 

先日、比較的若い男性の飼い主さんが、大腸がんのステージ4になってしまったけれど、抗がん剤放射線治療で今は元気だというお話しを伺いました。とてつもなくお金がかかったそうです、、抗がん剤治療がとってもつらかったというお話しを伺って、

抗がん剤治療、、15歳以上のシニアの猫ちゃんにどうなんだろう、、って思ってしまいました。

ですので、その方は、ご自分の猫ちゃんの抗がん剤治療を選択されませんでした。

どうぶつの場合、寿命との兼ね合いなので、治療をどうするのか、考えさせられますよね。

雨の日もドックランにいってきました。

涼しいのでワンズ大喜びでした

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