ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

シニアのお食事について

シニアになったら、腎臓が悪くなりそうだから、タンパク質をひかえて、、
という発想は昔のハナシです。


タンパク質を極度にひかえて、脂肪を増やした食事を食べたら逆効果です。

タンパク質を制限しすぎて、脂肪を多くすると、肝臓が悪くなったり、
毛づやが悪くなったり、弊害があります。
犬猫は、肉食(肉食系雑食)なのですから。


①カロリー
 犬はシニアになると、代謝がおちるので(壮年期に比べて、18-24%エネルギー要求量が落ちるという報告があります)また、、関節が悪くなって動かないなどで
 若いときよりは太りやすくなります。
去勢避妊をしていると、さらに太りやすくなりますので
ご注意ください、
でも、
逆にすごく、シニアになってくると、痩せてきやすくなりますので、カロリー制限しすぎにはご注意ください。

猫ちゃんは、10-12歳でエネルギー要求量が増加するといわれています。シニアになると、やせてくる猫ちゃんが多いので、体脂肪、除脂肪体重、骨量の低下は、寿命が短くなるリスクが増加するといわれています。

②タンパク質
 腎臓に問題がある場合、犬の場合は、タンパクとリンを制限します。
そうでないのであれば、タンパクを減らす必要はありません。

③脂肪
 脂肪がゼッタイ悪いというわけではありません。
 脂肪は必須栄養素ですし、脂肪は効率のよりエネルギー源なのです。
必須脂肪酸脂溶性ビタミ脂肪をひかえすぎると免疫力を下げる可能性もあります。
猫ちゃんの一般食を主食として、脂肪をひかえすぎると、猫の肝臓代謝はタンパク質と脂肪からのエネルギーを得ているので、エネルギー不足は肝臓を悪化(肝リピドーシス)のリスクを高めます。

④サプリメント
 ビタミンE(脂溶性ビタミン)は抗酸化作用があるので、猫ちゃんの免疫力を高めます。
βカロテンも免疫機能を向上します。
ぼけ防止には、DHAがいいといわれています。

⑤線維
 便秘対策やカロリー制限のために線維が多い食事があります。
 食欲が落ちたり、排便回数が増えると
便に水分をとられてしまい、また、カロリー不足になりますので、脱水しやすくなります。ご注意ください