ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

血液検査つづき

血液検査で内分泌の病気などが推測できます。

①副腎皮質機能亢進症
  ALP,GGTが上がる
  コレステロールも上昇
  
  この病気を疑ったら、ACTH刺激試験をします。(半日かかります)

②副腎皮質機能低下症
  ナトリウムの低下
  カリウムの上昇
  NAとカリウム比 正常は33.1  これが25.1以下になります。
  脱水するので、BUN、CREもチェック
  貧血
 この病気を疑ったら、ACTH刺激試験をします。

③犬の甲状腺機能低下症
  コレステロールが高い
  追加検査で甲状腺ホルモンの測定(外部検査)

④猫の甲状腺機能亢進症
   10歳以上のシニアに多い
  ALT,ALPが軽度の上昇
  追加検査で甲状腺ホルモン(T4)測定

⑤カルシウム
  上皮小体機能低下症で下がります
  腫瘍随伴症候群で上がります(リンパ系腫瘍、肛門嚢腺癌、偏平上皮癌など)
  
  追加検査でPTH

⑥ 消化器の病気
  アルブミン、グロブリンが減少
   タンパク漏出性腸症、炎症性腸疾患、リンパ管拡張症など

⑦ 膵臓の病気
  犬ではアミラーゼ、リパーゼが上昇します、コレステロールも上がります 
追加検査で犬の特異的リパーゼ、猫の特異的リパーゼの測定

 

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