甲状腺機能低下症と首を痛がるビーグル
で、ずっと首を痛がって泣き叫ぶビーグルさん、
痛み止めの非ステロイド薬を飲み続けても改善しない、
原因は
甲状腺機能低下症による、神経過敏だったという症例があるそうです。、
ビーグルというと、
椎間板ヘルニアが多いから、それだろうって思ってしまうのですが、甲状腺機能低下症も多いワンコなんです、
甲状腺ホルモンは、神経の軸索のミエリンの代謝に必要なものなので、脊髄や末梢神経の伝導が悪くなってしまい、
なかには、抑制神経がおかしくなって、神経過敏になったりして、首を痛がるように泣き叫ぶというような症状がでるということです。
甲状腺機能低下症の症状は
・元気がない
・疲れやすい
・顔や皮膚、皮膚にしわがよっている、皮膚が分厚くなっている(肥厚)
・脱毛(必発ではありません)
・肥満
・徐脈
・便秘
・無発情
・しっぽの毛がはげる(ラットテイル)
・やる気のない顔、眠そうな顔をしている
・まぶたがはれている
・手指が黒くなっている
・神経症状(首が傾く、首を痛がる、歩きたがらない、てんかん発作)
・膿皮症になりやすい(皮膚の感染症が多い)
治療しないと、、
最悪の場合、粘液水腫性昏睡になって、死亡することもあります。
そして、外で飼育しているワンコだと、低体温で朝、凍死することもあります(実際にそういう悲しい例をみました)
治療は、
1日1回、シロップのお薬を飲むだけ(甲状腺ホルモンが足りないから、ホルモンの薬を飲む)