CT,MRI検査
犬猫さんが頭か顔か、頚のどこかが痛いようなというときに、本人がいってくれないので、検査で痛みの部位を特定しなければけません。そのときに行う精密検査にCT、MRI検査があります。どちらも行えば、より情報量は増えますが、(どちらも全身麻酔です)、
・どこが痛いかわからない場合
スクリーニング的に頭頚部を精査するときに、第一選択はCTです。
・脳、脊髄など神経系の異常が疑われる場合
MRI
腫瘍、炎症、椎間板疾患などはMRIでよくわかります。ただし、骨腫瘍や首が不安定になる環軸不安定症など、骨の評価も必要な場合はCT検査も必要になります
・骨病変の場合はCT検査
・筋肉などの軟部組織の病変も概ねCTで評価可能です。MRIのほうがコントラストがよく病変が把握しやすい場合や、筋炎などMRIでないと評価できない場合もあります。
・鼻腔、眼窩、耳、口腔などの多くもCTで評価可能ですが、MRIが有用であったり必要であったりすることもあります。