犬のボデイーランゲージ
ワンコとは、言葉が通じませんが、ボデイランゲージで気持ちを推測することができます。
例をご紹介します
①相手に対して降伏、あるいは後退するしぐさ
強い犬にあったとき、
自分より強い人間にあったときにするしぐさ
目をそらす。
頭の向きをかえる
尻尾をまるめる
背中を弓なりにする
体を低くする
体を硬くする
毛がたつ
口を大きくあけて臼歯をみせる
唇を後ろにひいて切歯を「笑う」様に露出する
目を細める
まばたき
耳を後ろにたたむ
あおむけに横たわる
あおむけに横たわって、後ろ足をあげる
②相手をなだめようとする気持ち(非対立的な社会的接触をしようとする)
怒っている犬や、怒っている飼い主さんに対してのしぐさ
立ち止まる
尻尾を振る
尻尾をしまいこむ
体を低くする
目をそらす
相手の口をなめようとしながら、口の付近に近付く
口唇をなめる
目を細める
まばたき
耳を後ろにたたむ
首をさげる
首をさげて、うなだれて、尻尾をまるめて、耳が下がり、
視線をそらす、、となったら、もう負け犬のしぐさ
ですね、、、ちょっと情けないような、あわれなような雰囲気が、、、
③相手に対して、後退を促す
(つまり、これ以上自分に近づくなという警告)
体の前四半部に体重をかける
尻尾を高くあげる
尻尾を振る
尻尾を動かさずに硬直させる
耳をたてる
マズルの皮膚にしわをよせて、切歯や犬歯を露出させる(つまり、ニクニク、します)
瞳が大きく散瞳
直接凝視する
首を曲げ、頭をあげる
突進、噛みつこうとする、(攻撃は最大の防御!)
④現在の状況に不快感を感じている、アプローチを回避したがっている
唇をなめる
毛がたつ
体を振る(シャンプーあとにプルプルする仕草)
地面の臭いをかぐといったその他の代替行動
わたしたちもそうですが、満員電車のなかで少しでも自分のパーソナルスペースを確保したいと思いますが、犬にも、パーソナルスペースがあり、一般的に1.5-2mといわれています。犬も、パーソナルスペースへの侵入と接触を警戒します。
恐怖を感じているような他人の犬に不用意に近づかない、あるいは、自分の犬にかまれないためにも、犬の仕草に気をつけたほうがいいですね。
目がランランとして、毛が逆立ち、唸って威嚇しているよその犬に触ろうとする人もいないと思いますが、尻尾を振っているから、必ずしもフレンドリーというわけではないので、気をつけてください。