馬尾症候群
馬尾症候群という、脊椎の病気があります。
大型犬のオスに多いといわれています。
実は、
アンデイくんは、馬尾症候群なのです。
日獣という大学病院の整形外科で高名な原教授にMRI検査をして、診断してもらいました。
がっかりですが、、、
いずれ、歩けなくなり尿失禁をするといわれてしまいました。
今はいたって、元気で、歩いていますが、
まあ、過激な運動をすると進行する病気なので、
ほどほどに、お散歩をすることにしております。
若ければ、ボルトをいれて、固定する手術になりますが、
もう、10歳なので、ぼちぼち、つきあっていくしかありません。
では、馬尾ってなに?っといいますと、
脊椎狭窄症です
腰と尻尾のあたりの、腰仙椎というところの椎間板が変性し、脊髄を圧迫する病気です。
脊髄神経の末端は、ちょうど馬のしっぽのように神経が細かく分かれておりこの部位を「馬尾神経」と呼びます。
1)好発犬種
6−7歳で変形性腰仙椎狭窄症にかかった、オスの大型犬で、特にジャーマンシェパードです。
オスは、メスの2倍、変形性腰仙椎狭窄症の発生が多いそうです。
2)診断
CT、MRT、脊髄造影検査
3)原因
外傷(交通事故など)
先天性の脊椎の奇形
骨軟骨症
椎間板ヘルニア
変形性腰仙椎狭窄症(もっとも多い)
変形性脊椎症
腰仙椎不安定症
腫瘍
4)症状
軽度から重度まで、さまざま
後ろ足を曲げないで棒状で歩く(後肢の過伸展)
やたらと、尻尾や臀部をなめたり、咬んだり、敏感である。
軽度な場合は、片側の後ろ足の歩き方はおかしい(歩様失調)
重度になると、両側の後ろ足の筋肉が委縮して不全麻痺
排便・尿失禁
人生いろいろ、、病気もいろいろ、、、
馬尾って、この尻尾の上あたり、、
尻尾を無理にひっぱったり、過激な運動はやめましょう、
椎間板の病気を持つ犬に、胃潰瘍が多いといわれています。痛みのストレスは、万病の元、、
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