エキノコックスは北海道だけじゃない
キタキツネといえば、エキノコックス
なーんって思っていませんか?
北海道の人にいわせれば、本州のタヌキくらいに、よくみかけるのが、タヌキのかわりに、キツネだそうです。
エキノコックスは人間にもうつる寄生虫です。
北海道のキタキツネのエキノコックス感染率は40-50%だそうです。
北海道のキタキツネだけかと思いきや
今年の3/28日に厚生労働省から
「愛知県衛生研究所が、2015年10月-2018年3月までに、管内で捕獲または保護された
犬、キツネ、タヌキの糞便の遺伝子検査をしたところ、
犬70頭中3頭に エキノコックスを発見した」そうです。
ノラ犬が北海道に旅行するわけがないので、
そう、本州にもエキノコックスの危険性があるというわけです。
エキノコックスとは
イヌ科の動物の小腸に寄生する寄生虫
糞便中に虫卵が排泄されます。
それが、犬以外の他の動物(人間とか)に寄生すると、肝臓の中に寄生します。
犬は、エキノコックスをもっているネズミを捕食して感染します。
人間がエキノコックスに感染すると、肝臓に幼虫がはいりこんで、10年以上の長い年月をかけて幼虫が増殖して肝臓をむしばみ、治療しないと死んでしまう病気です。
人間の患者は、統計開始以降、約600名いるそうです。毎年20名くらいの新規患者が報告されているそうです。
人間の感染経路は
人間は、ネズミを食べないですから、、、
野生動物や野犬に触った
野山にでかけて、手を洗わないで食事した
沢や川の水を飲んだ
山菜、野菜をよく洗わないで、食べた
ということでエキノコックスの虫卵が口の中にはいってしまったのでしょうねえ、、、
感染しても5-10年は無症状だそうです。
犬にはエキノコックスの虫卵の駆虫薬があります。
野山によくいく、ネズミを捕食したかも、など、ご心配でしたら、駆虫薬を飲んでもいいかもしれませんね
体に負担はありません。