母犬がもっている病気への免疫抗体(抵抗力)は、ほとんどおなかの中にいる胎児には移行しません。ですので、生まれた直後は病気に対する抵抗力が非常に弱いです。
で、母犬の免疫抗体はとても大きなタンパク分子量なので、これを腸が吸収するためには、生まれて16-24時間以内に初乳をのまないといけないのです。なぜなら、その時間をすぎると、大きなタンパク分子量を子犬の腸が吸収できないので、母犬の免疫抗体が体の中にはいっていかないからです。
でも
母犬さんからもらった免疫抗体は、だんだん低下していき、子犬が自分で抗体をする力もすぐには上昇しないので、生後4-12週齢は感染症に対して抵抗力が弱い時期です。
この時期にケンネルコッホとかにかかってしまうと、コンコン咳したり、鼻水をだしたりします。
この時期はストレスを与えないようにして、母犬以外の犬との接触を控えたほうがいいのです。