寄生虫はどこからやってくる
腸内環境を整えることが、免疫力アップにつながることは、皆様、よく御存じだと思います。
腸から元気になるとか
いいますよね。
で、
腸内免疫をさげてしまうのが、
寄生虫です。
オペラ歌手のマリアカラスが、回虫卵をあえて、飲んでダイエットした話は有名ですが、
寄生虫をおなかで飼っていると、栄養が横取りされてしまうのです。
痩せたい人ならいいけれど、
成長期の子犬に、寄生虫がいると、
栄養がよこどりされて、
たいへんなことになります。
骨も弱くなり、しょっちゅう下痢したり、吐いたり、
成長障害もあり、
子犬の命にかかわる一大事です。
で、どこから寄生虫がくるのか
①回虫(白い長ーい虫)
犬回虫18センチ以下
猫回虫10センチ以下
虫の卵を口から飲み込んだり
母犬の胎盤や乳汁、母猫の乳汁から感染します。
とくに、ノラ猫さんの子猫には回虫が多いので、子猫を拾ったら、必ず駆虫をしましょう
② 瓜実条虫
15-50センチ
幼虫をもったノミを食べるとうつります
体にノミがついたら、これも駆虫しましょう
③ 鉤虫
犬鉤虫 2センチ以下
猫鉤虫 1.5センチ以下
幼虫を口から飲み込んだり、皮膚、母犬の胎盤や乳汁からも感染します
④ マンソン裂頭条虫
普通の条虫よりもでかいもので、体長1-2メートル
幼虫をもったヘビやカエルを食べると感染
お外で遊んできた猫さんが、おみやげにカエルやヘビをもってきたら、要注意!!
⑤ エキノコックス
0.2-0.5センチ
幼虫をもった野ネズミうぃ食べることで感染
⑥ 猫条虫
最大60センチ
幼虫をもったネズミなどを食べることで感染
⑦ 犬鞭虫
7センチ以下
虫の卵を口から飲み込むことで感染
土壌にいるので、土壌汚染されていると、
駆虫しても、何度も何度も感染します
おなかの虫の卵はウンチに排泄されます。
外に放置された、ウンチは、時間とともに乾燥したり、雨に溶けて形を失っていきます。でも、混じっている寄生虫の虫卵は乾燥にも低温にも強く、わずかな湿気で何か月も生き続けます。
瓜実条虫を媒介するノミもエアコン完備の室内では一年中繁殖が可能です
ということで、お散歩で、あっちこっち、くんくんさせたり、叢をなめたりさせないほうがいいですね
犬猫のおなかの虫は、人間にもうつりますので、ご注意ください。