ケージレスト―ー椎間板ヘルニアの急性期
椎間板ヘルニアをおこしたら、
、まずは、
安静
そして、
ケージレストが大事です
ケージレストってなに?って思われると思いますが、
広々としたサークルに閉じ込めるというのではなくて、
体長の1.5倍以内の領域に閉じ込めるのです
なぜ、ケージレストをするのかといいますと、
椎間板ヘルニアがおきたときに、
突出した椎間板物質による脊髄への刺激がある状態で
動くと、さらに、悪化させる可能性があるからです。
急性の背中の痛みや神経異常があるのに、無理に間違ったリハビリやら運動をすることによって、麻痺を進行させる可能性があります。
ということで、
椎間板の髄核(ゼリー状の中身ってことです)を囲む繊維輪が治癒するまでは、厳格なケージレストが必要なのです。(最低2週間)
そして
椎間板ヘルニアになって、麻痺や関節が拘縮、関節の可動域の低下を防ぐために
どうぶつの世界でもリハビリがあります
これは、
無理な運動を強いるのではなくて、マッサージ、ストレッチ、屈伸運動、ハイドロセラピー、自転車こぎ運動、などなどのプログラムがあります(症状に応じたリハビリ)
椎間板ヘルニアになって、外科的治療ではなくて、保存療法を選択される場合は、
ケージレストと、リハビリのプロトコールに従って症状や麻痺部位やグレードによって、正しいリハビリ運動をするのがよいですね
痛がっている急性期
発症後1-3日
①ケージレスト(体長1.5倍以内)
②過剰に動くなら、コルセットをつける(ダックスさん用があります)
③ 温めるのではなく、冷やす(寒冷療法)
発症後4-14日
①ケージレスト
②温熱療法
当院ではスーパーレイサーによる温熱療法を行っております
③リハビリ(プロトコールに沿って、正しく行う)
④筋肉のマッサージ療法
椎間板ヘルニアの手術後もリハビリが大切だそうです
人間もそうですよね、
母が脊柱管狭窄症で手術を受けて、すぐにリハビリをしていました。おかげで歩けるようになりました。
心臓手術(開胸)のあとも、リハビリしていました。正しいリハビリは、病気の回復を助けてくれるのですね。