ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

背中がかゆいワケは、、

腰のあたりの背中をかゆがると、、

原因は

まずは、ノミがいる


次は、
なんだか、乾燥した皮膚に白いフケがたくさんあったら、
脂漏症

そして

食物アレルギーが疑われます
 環境にアレルギーができるアトピー性皮膚炎ですと、顔や手足、脇に発症しますが、背中はあまり痒がらないんです。
普段のお食事に気を付けていても、あれこれおやつをあげていると、アレルギーができたりします。




最近、室内猫ちゃんなのに、体をかゆがるということで
来院された猫ちゃんがいました。室内だけだから、ノミはいないのかなって思ったら、
尻尾と腰のあたりを、まさに、ノミが走っていました。
ノミは3メートル飛びますから、窓辺にいたときに
外からノミに感染したのだと思います。庭先や窓のそばによくノラちゃんがきているとのことで、
だから、室内だけなのに、ノミがうつってしまったようです。
室内飼いだから、ノミ予防はしなくてよいと思っていたら、油断できませんね
ノミが室内でわいてしまったら、バルサンをたいて駆除し
ないといけません、バルサンも700円くらいしますし、バルサンたいたあとの後片付けもたいへんで、やれやれの大仕事になります。
こんなことなら、ノミ予防しておけばよかったと後悔するくらいなら、予防しておいておいたほうがいいかも。人もノミにさされますし、
一回ノミにさされて、2回目以降にまた、ノミに刺されると、ノミがいなくなってもいつまでもかゆみが残るアレルギー性皮膚炎になったりします。



皮膚科学会のHP抜粋(人間のハナシ)
Q5ノミに刺されたらどうなりますか?



 ノミによる被害はほとんどがネコノミ(資料5)によるものです。ネコノミは体長2〜3mmで、オスもメスもノラネコやイヌの体に寄生して吸血します。メスは庭や公園などの土のある所に卵を産み、そこで幼虫が育ってサナギになり、やがて成虫が現れます。そこに人がやって来ると、地面から成虫が足元に飛び付いて皮膚から吸血します。吸血時間は、長い場合は20分以上になることもあります。


 室内で飼っているネコやイヌにノミが寄生している場合は室内でも成虫が発生するので吸血被害を受けます。屋外で刺された場合はスネや足を集中的に刺されるのが特徴(資料6)で、しばしば水ぶくれを作ります(資料7)。しかし、室内ではうでや体も刺されます。ノミに刺されてもその場では気付かず、吸血されて1〜2日後に赤いブツブツができて初めて気付く人も多いようです。

赤いブツブツと水ぶくれ

皮膚科の病院にいって、おうちでノミにさされたっていうのも、とくに、うら若い御嬢さんだと恥ずかしいかも、、彼氏にいえないですよね。


ノミのジャンプ能力