ノミが原因の皮膚炎はいろいろ
ノミにさされると、痒い!!痒い!!!
ノミがたかっている犬猫さんが来院されると、
わたしもさされるので痒い!!!
で、ノミが原因の皮膚炎はいろいろあります
1)ノミ刺症
ノミが犬を吸血するときに、犬の皮膚に残すノミの唾液に対して局所的な炎症がおきます。そのときに体内にはいるノミの唾液タンパクに対して、体の免疫反応(IgE濃度が上昇)がおきます。この反応は全身的におこるのですが、炎症反応は吸血した部分のみおこり、他の部位には波及しません。
ノミに大量に刺されると、ノミによる炎症の皮膚炎がおきます。そういうときにってノミが体を走っているのが、ばっちり見えますよ
2)ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに対する非常に過敏な状態で、局所の反応ではなくて、全身の反応として症状が出ます。
非常に強いかゆみや炎症がおきます。
過去にノミに刺されたことが原因で、いつまでーーも
アレルギー反応が残ってしまうのです。
少量のアレルゲンに対する反応だから、ノミを探すのはたいへ
です。
ノミはみえないけれど、激しく痒がるという症状です
(かわいそうーーーです)
背中につけるタイプのフロントラインですと、ノミを駆除するまでに1日以上かかります。
間に合わないのです、、、
その間、吸血しまくられます、、、
飲むノミマダニの薬だと、飲んでから30分から効果がでて、3時間後には90%のノミが死滅するという即効性があります。
飲むノミマダニの医薬品は、ノミ駆除薬よりも、即効性があるのです