BTR検査とは、、
肝臓の機能を調べる検査の一つに、BTR検査というものがあります。
BTR検査は、BCAA/チロシンで算出します。
肝臓がわるくなると、BCAAが低下し、チロシンが上昇するので、BTR比の低下がおこり、肝臓機能代謝低下の指標となります。
正常値BTR 8以上
BTR 7以下の場合、肝機能代謝低下の可能性があります。
ですが、BTRが8以上であっても、BCAA、チロシンそれぞれの結果を踏まえて総合的に評価します。
BCAAとは
腸管から吸収されると、肝臓では代謝されずに、骨格筋にBCAAを代謝する酵素が多く含まれているので、筋肉で代謝され、グルタミン酸を生成します。
そして、
肝機能が低下すると、肝臓でのアンモニア代謝が低下し、処理しきれなかった、アンモニアが骨格筋で代謝されるようになり、生成されたグルタミン酸がアンモニアと結合するため、BCAAが消費され、血中濃度が低下します。
肝臓がわるくなると、、BCAA低下
チロシンとは
通常、腸管から吸収されると肝臓で代謝されます。肝機能が低下するとチロシンが肝臓に送られず、血液中に漏出するため、血中濃度が高くなります。
また、チロシンを含むAAAが脳内で増加するとドーパミンなどの神経伝達物質の産生が抑制され、肝性脳症を引き起こす原因にもなります
肝臓が悪くなると、チロシンが高くなる
この時期は飲みすぎに注意
食べ過ぎに注意
ビタミンB群の摂取は、犬猫さんにも大事です