心臓機能のバイオマーカー ANP
心臓機能早期発見バイオマーカーANP検査というのがあります。
これは、
無症状の心臓の病気を早くに発見するための、バイオマーカーです。
心臓が大きくなって、気管支を圧迫して、咳がでるようになってから、はじめて、心臓の病気に気付くことが多いです。
この検査によって、心臓の病気の早期発見ができます。そして、心臓の負担を減らすようなお薬を飲ことによって、心臓が悪くなることを、少しでも抑えることができます。
ANPとは、
主に心臓のなかの、心房で生合成され、分泌される心臓ホルモンです。
ANP分泌量は、心房への張力が増加したり、心室での負荷の増大で心房壁への圧負荷、容量負荷が刺激となって増加します。
ということで、血液中のANP濃度を測ることによって、心不全の存在診断、重症度の判定に有用な補助診断法になっています。
お散歩直後は、ANP濃度が上昇しますので
検査の時は、30分以上安静にした状態後で、採血します。
こんな風に心臓がまんまるく、大きくなると、
気管を圧迫して、咳がでるようになります。
心臓が悪くなると、全身循環が滞って、
肺に水がたまる(肺水腫)ようになります。
生きながら、水におぼれるような、苦しくつらい状態になります。