犬のテフロン中毒
テフロン加工のフライパン(中国製が多い)ですが
このテフロン中毒というのが人と鳥で報告されているそうです。
テフロンというのは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)という物質で、くっつきにくく、酸、水、熱に強から、フライパンや、炊飯器や卵やき器、鍋などに使われていますよね。
神奈川県が実験したところ、カセットコンロでテフロン加工のフライパンを5分加熱したところ、375度に達し、PTFEが熱分解されて、様々なガスが発生したそうです。
で、これらのガスは、ヒトで呼吸困難、めまい、吐き気、頭痛、眠気をひきおこすそうです。
ヒトでは、PTFEを熱して発生したガズを吸引すると、数時間後にインフエンザのような症状を呈することから「ポリマー・ヒューム熱」と呼ばれているそうです。
うっかり、テフロン加工のフライパンをつかって調理して、そのまま放置して眠ってしまうと、有毒なガスが発生してしまって、数時間で肺水腫になって、死亡するケースもあるそうです。
鳥はガス毒に感受性が高いので、テフロン加工のワッフルメーカーで調理したら、隣室の鳥が死んじゃったという報告があります。
昔は炭鉱にいくときは、ガス探知機としてカナリアを連れていったというハナシもありますよね。
まだ、犬猫ではテフロン中毒の報告はありませんが
人間や鳥に害があるのですから、
犬や猫に害があると容易に推測できます。
鳥よりはガスに耐性があるので、テフロン加工の調理のときに、そばにいて、なんとなく、インフエンザのほうな症状に一時的になったけれどなんとなく、回復してしまった、、というケースもあるかもしれません。
実際に、テフロン加工のフライパンで火をつけたまま飼い主が外出して帰ったら犬が具合が悪くなっていて、そのまま亡くなったというケースがあるそうです。病理解剖したら、重度の肺炎になっていたそうです。
テフロン加工のフライパンの空だきにはご用心ください。
調布の深大寺