ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

シニアになると、呼吸器が弱ってきます

人間も年を取ると、肺炎になったり、呼吸器が弱ってきますよね。

どうぶつもそうです

大型犬(とくに、ラブラドール)は、7歳から後天性特発性喉頭麻痺がおきやすいといわれています。ぜーぜー、ガーガーしだしたら、注意が必要です

短頭種(ブルトックやパグなど)は、いびきをかいていませんか?
睡眠時無呼吸をしているようでしたら、4歳からはじまり、だんだん、運動ができなくなって、8歳から突然死がみられるようになるといわれています。

また、
年を取ると、若いときとちがって、大気中の粉塵がはいりやすくなります。特に小型犬は注意が必要です
わかいときなら、粉塵がはいっても、気道内分泌物の排出が自分でうまくできるのですが、年を取ると、そういう自浄作用も衰えてくるので、粉塵などの吸入微粒子物が
気管支や肺に蓄積していくといわれています。
これが続くと、慢性気管支炎になったり
肺に炎症がおきます。

自動車の排気ガス
特にたばこ!!
二酸化炭素
小型犬は体が小さい分、これらの物質がからだに蓄積すると、慢性気管支炎や肺気腫などのリスクが高くなります。
特に
肥満すると
一回の換気量が低下して、肺に空気が残りやすい
肥満で胸の中の面積が狭くなり、
気道が閉塞しやすい
などなど
悪いことがふぇてしまいます


シニアの小型犬の前では、ゼッタイにタバコを吸わないように!!一度、慢性気管支炎になると、根治が難しいといわれています。