ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

チェリーアイ

赤い瞬膜(人間にはありません)がとびだす病気です。遺伝性があります。

瞬膜とは、第三眼瞼(だいさんがんけん)と呼びますが、人間にはなく、犬や猫に特有のまぶたと考えてください。眼球を異物から保護すると同時に涙を眼球表面に塗りつけるという役割があります。

この病気の治療は、とびだした瞬膜をもとの場所にもどして、固定する手術になります。放置しておきますと、炎症をおこし、ますます腫れてもどりにくくなることもあります。ですが、子犬のころのチエリーアイは炎症も考えられるので、消炎剤の点眼で落ち着く場合もあります。
飛び出した瞬膜を全部切ってしまうと、瞬膜は眼を保護する役割があるので、眼が乾燥しやすくなり、ドライアイ(乾性角結膜炎)になりやすいといわれています。