ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ホルネル症候群

片目だけが縮瞳して、瞬膜がでてしまう病気があります

ホルネル症候群といいます

原因は、目に分布する交感神経の障害によっておきます

症状は
 縮瞳
 眼瞼裂が下に下がる(下垂)
 瞬膜が突出
 眼球陥入(眼が奥に落ちているような感じ)

原因は
特発性(犬の50%)(つまり、原因不明)

・末梢前庭兆候を伴った中耳炎
・内耳炎の波及
・鼓膜破損
・腕神経叢や頸部の手術で交感神経幹の損傷
・顔面神経、三叉神経の障害など
甲状腺機能低下症(末梢神経にダメージあるから)

脳炎
・脳の腫瘍
・首の脊髄梗塞
など

末梢前庭障害では、ホルネル症候群と顔面神経麻痺も併発
(まばたきしない、など)


ホルネル症候群だけでなく、眼振、斜頸などがみられたら、脳の問題の可能性があります。