糖尿病の診断
①症状が
多飲多尿で多食
そして
②血糖値が
犬は200-250㎎/dl以上
猫は300-350㎎/dl以上
③尿に糖がでている
長期血糖コントールマーカーの糖化アルブミンの値
これらによって診断します
糖尿病を放置すると、
食べているのにどんどんやせていき、
末期には
糖尿病性ケトアシドーシスというこわーいい、急性合併症をひきおこします。
これは、
高血糖
脱水
電解質異常
肝臓でケトン体が産生され、体が酸性になってしまっている
症状が進むと昏睡状態になって、死亡します。
では、糖尿病になったらどうするのか、
もう、
人間と同じで
毎日2回インスリン注射をおうちで飼い主さんがしないといけません。
慣れれば、大丈夫です。
でも、インスリン注射で一番、こわいのが低血糖です
食べていないのに、いつもどおりにインスリンをうったりすると、低血糖をおこす可能性があります
人間みたいに、毎回血糖値を測ってから、インスリン注射をして、それから、自ら食べてくれるなら、低血糖という問題は本人の自覚がちゃんとあれば、おこりにくいのですが、
犬猫さんの場合だと自己責任、自己管理というわけにはいきません。
ということで
インスリンをうつ量を考えないといけません
1)犬の場合
犬では、血糖値のコントロール目標は、尿に糖がでない範囲で約100-250㎎/dlの範囲内に1日の血糖値をあわることが理想です
長期血糖モニターの糖化アルブミン(GA)は、正常値の範囲内の上限からプラス5%(20-25%)です。
2)猫の場合
猫の場合は、食事療法が大事で、食事で血糖値の上昇を抑制し、肥満を改善さえるような食事をしてくれるのが理想です。
猫の血糖値コントロールの目標は
100-300㎎/dlの範囲内に1日の血糖値をあわることが理想です(尿糖がでない程度)
長期血糖モニターの糖化アルブミン(GA)は、正常値の範囲内の上限からプラス10%(15-30%)です。
3)血糖値の測り方
簡易血糖測定値を使います。≪耳に針をさして、測定)
ご自宅でもできます。
2014年の6月にやっと、動物用の簡易測定器アルファトラック2が発売されました。
これまでは、人間用の簡易測定器だったので、ずれがあり、正確な数値が測りにくいという欠点がありましたが、アフファトラック2は、動物用に補正してくれるので、とても安心です。
実は、うちの猫のとと太は、糖尿病なんです
インスリン注射を2011年9月から開始して、約3年半経過しており、今は15歳の猫ですが、元気に暮らしております。ときどき、低血糖をおこして、爆食いしております、(また、デブる、、)