猫のざ瘡
毛包の角化と、脂腺過形成による特発性角化性疾患
といわれ、猫ちゃんにはよくみられます
1)症状
無症候性で、動物の生活には支障ないのですが、見た目にはかわいそうになることもあります(重度になると、炎症や、自壊してじくじくします)
2)原因
グルーミング不足、脂漏症、異常は皮脂分泌、ストレス、毛周期、免疫抑制状態など
3)皮膚病変の特徴
下顎、口唇に面皰(黒いツブツブ)
二次感染があると、丘疹(盛り上がった湿疹)や膿疱(膿のふくろ)ができ、重症になると、痛々しくもりあがって、じくじくします
大部分は軽症で症状もないのですが、45%の症例では二次感染を生じ、悪化します。
4)治療
病変部の毛刈り
過酸化ベンゾイル含有シャンプーやサルファサリチル酸含有イヤークリーナーやシャンプーで洗浄(眼に入らないようにご注意!!)
抗菌薬の投与(2−4週間)
ムピロシン軟膏 12時間ごとに塗布
重症になったら、ステロイド内服(2-4週間)
ステロイド軟膏