動物と漢方薬
動物にも漢方薬が効果があるといわれています。
動物用漢方もありますが、ない場合は、人間用の漢方薬を用います。
量は、
人間の薬は、だいたい60キロの人の場合で計算されていますので。エキス剤で1日分10グラム前後1日3回にわければ、3-4g前後です。
ですので、大型犬の場合は人間とほぼ同じ(1日2回)
中型犬は人間の2分の1
小型犬と猫は3分の1を目安です。
漢方の使い方を一部、ご紹介します。
カリフォルニアのシェリル・シュワルツ先生の本から引用しています。
眼が赤いーー黄連解毒湯、竜胆しゃ肝湯
耳の聞こえが悪いーー六味地黄丸(腎臓の強壮)
耳が赤くて乾くーー小柴胡湯
耳垢が多いーー十味敗毒湯(動物用あります)
耳ダレが出るーー竜胆しゃ肝湯(肝臓の熱をとる)
耳の炎症ーー葛根湯(耳の熱をとる)
気管支炎ーー麻杏甘石湯
カラ咳ーー麦門冬湯
喘息ーー柴朴湯(胃腸を丈夫にする)
鼻が詰まるーー葛根湯加川きゅう辛夷
胃腸が弱いーー補中益気湯(脾臓、胃腸を丈夫にする代表的な漢方)
慢性気管支炎ーー木防巳湯(動物用あります)
消化が悪くてやせているーーー逍遥散、小建中湯
便秘ーー大柴胡湯、小建中湯、潤腸湯
肝臓が悪いーー加味逍遥散、桂氏加竜骨牡蠣湯、半夏厚朴 湯、小柴胡湯
腎臓を丈夫にするーー六地丸、トウモロコシのヒゲ(動物用サプリあります)、柴苓湯、八味丸
腎臓は、親からもらった生命の源の「先天の気」と、食べ物からつくられる「後天の気」を蓄えるところなので、腎臓が丈夫なことが、長生きの秘訣といわれています。
膀胱炎ーー五苓散、猪苓湯、当帰芍薬散
おもらしーー八味丸
腰痛ーー芍薬甘草湯
皮膚病ーー百虎加人参湯、十味敗毒湯
免役を高めるーー補中益気湯、冬虫夏草、十全大補湯、加 味帰脾湯
漢方だから、安心というわけではありません。
漢方にも副作用があり、併用してはいけない薬がありますので、ご注意ください。
本物のヘッドスパにいきたい、、