ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ムカデにご用心

玄関前でムカデを発見
そう、
雨上がりはムカデがはいでてくるそうです。
しかも、5-6月は繁殖期で
越冬したムカデたちが動き出すそうです

ムカデに噛まれると、すごくいた痒いそうです(咬まれたことないですが、、)

犬も猫もそうです。
ムカデの毒によるアレルギー性皮膚炎や化膿したり、腫れたり、すると思います。

ゴッキーと、ムカデ、毛虫、公園のマムシ、蚊、マダニ、ノミ
いやになりますね。

石川クリニックという人間の病院のHPで
救急手当を紹介していましたので、
掲載します。
http://www.ishikawa-clinic.com/original15.html

応急手当:
(1)出血を止めること(止血)。出血している部位がわかる場合は、そこを直接、指や手で5分間以上強く圧迫すれば、ほとんどの場合止まります。可能であれば出血部を、心臓よりも高い位置に持ち上げればより効果的です。

(2)感染防止、泥や破片は取り除き、傷口をきれいに洗いましょう。目に見える破片はつまんで取り除き、細かい泥や破片は刺激の少ないせっけんと水道水でよく洗い流します。その後に残った泥や破片は、ぬるめのお湯を勢いよく流して洗います。アルコールやヨードチンキ、オキシドールなど消毒液は組織を傷め、自然に治る力を損ないます。深いすり傷はブラシでよく洗います。洗浄した後は抗生物質入りの軟膏を塗り、包帯を巻きます。傷が小さい場合は、市販のカット判で十分です。深い傷や大きな傷の場合は医療機関での縫合が必要なことがあります。

家庭で手あてをする場合は、数日間は必ず感染の徴候がないか注意する必要があります。感染の徴候が疑わしい場合は、直ちに医師の診療を受けましょう。


マムシ



・咬傷部の10〜20cm近位側を皮下静脈のみ圧迫する程度の強さで緊縛する。
(動脈血まで遮断するのは逆効果)
・排毒は口による吸引や圧迫にて行う。(飲み込んでも胃液で分解されるため心配ない)
・受傷肢は、安静にして心臓より低い位置を保持する。
・あわてて走ったりすると、局所の毒が全身に回る危険があるため、安静かつ迅速な来院を勧める。

・ヤマカガシ
全長は100cmほどで、体色は、褐色の地に赤と黒の斑紋が交互に並んでいる。東日本の個体では斑紋がはっきりしているのに対し、西日本の個体ではややぼんやりとしている。
口腔の後方に毒牙を有する後牙類(後牙蛇)であり、深く噛まれると危険。毒は出血毒であるが、おもに血小板に作用してこれを破壊する性質であるため、激しい痛みや腫れはあまり起こりません。しかし、噛まれてから20-30分後ぐらいから、血液中の血小板が分解され、血液の凝固能力が失われ、全身に及ぶ皮下出血、歯茎からの出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、最悪の場合は脳内出血も起こります。また、頸部にも頸腺と呼ばれる別の毒腺があり、危険が迫ると相手の目を狙って毒液を飛ばします。これが目に入ると結膜、角膜の充血や激しい痛みを生じ、最悪の場合失明もあり得ます。ヤマカガシは本来、大人しいヘビなので、手を出したりしない限り噛まれることはないとされています。

・ムカデ
ムカデは自分の身体に触れてくるものに対しては素早く噛み付きます。ムカデに“刺された”といわれますが、一対の鋭いアゴで噛み付くので“噛まれた”と言うのが正確です。アゴの先端部分から毒が出て、炎症(重症の場合は周辺組織の壊死や潰瘍)あるいはアレルギー反応の原因になります。ムカデに噛まれたらすぐにムカデを振り払い、そしてまず傷口から毒液を搾り出すように圧迫し、傷口は微小でその効果は少ないですが、口を当てて吸い出します。
毒の拡散を減らすため傷口周辺を氷や冷シップ、あるいは水などで冷やし、あれば抗ヒスタミン剤ステロイド剤の入った軟膏などを塗り、病院にかかってください。動悸や悪寒、めまい、吐き気、頭痛などを感じたときはアレルギー性ショックを起こす場合もあるので救急車を呼んで早く行きましょう。

・ハチ
ハチ毒アレルギーとは、ハチに刺された時にハチ毒が体内に入って起こるアレルギー反応のことで、ときにアナフィラキシーを起こすことがあります。
日本ではハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーショックによって毎年30人前後の死者がでています。ヒトを刺すハチの種類は、主にミツバチと、スズメバチおよびアシナガバチです。アレルギーの発現には、ハチ毒に含まれるアミン類やペプチド類といった物質が関わっています。

症状:局所のはれからアナフィラキシーショックまできわめて多彩です。
ハチ毒にアレルギーの人でなければ、ハチに刺されても強い痛み、かゆみ、発赤、はれといった局所症状があらわれるのみで、通常3日間ほどで消失します。しかし、ハチ毒アレルギーの人ではきわめて強い反応が起こり、嘔吐、寒気、全身のじんましんといった全身症状から、呼吸困難や意識障害などのショック症状があらわれ、時には死に至ることもあります。
アナフィラキシーがあらわれるのは、通常、刺傷後15分以内ですが、症状が早くあらわれる時ほど重症化する傾向があります。

ハチに襲われないために
(1)屋外での作業や山歩きをする際などは、長そで、長ズボン、手袋などを着用し、肌の露出を避ける。
(2)黒い色や甘い臭いに誘われる性質があり、香水や黒い色の衣服は避ける方が無難です。


高幡不動の山アジサイ