猫の攻撃行動
猫はきまぐれなので、
なでていると、突然噛まれたり
ちょっと、ご機嫌がななめになったり
ツンデレしたりする子がいますよね。
1)恐怖性/防御性攻撃行動
逃げることができない状況に追い込まれると、攻撃に転じる(攻撃は最大の防御なり!!)
なりやすい猫さんは
びくびくさん
社会化不足
家族が増えたり新しい猫がきた
野良猫出身
たとえば、びくびくさんで、来客がきているときは、いつも隠れている。それなのに、みつかってしまって、
来客がなでようとしたので、
逃げることができないので、攻撃に転じて、引っかいたりする。
2)転嫁性攻撃行動
屋外の音にびっくりしたり、ほかの猫のにおい、見知らぬ人、見知らぬ場所、痛みなどの刺激が攻撃的な興奮状態の引き金となってしまう
たとえば、窓の外にノラ猫がきたので、興奮した。で、飼い主さんがなだめようとして、抱っこしたら、激しく暴れ、攻撃的になった
3)愛撫誘発性攻撃行動
撫でていたら、突然噛んできた
繰り返し撫でられることによる過剰な刺激が、興奮や痛み、静電気を起こす可能性があることから、痛みや不快を感じて攻撃するといわれています。
皮膚のけいれんや、波打つような動きがある場合は、猫知覚過敏症候群の可能性があります。
4)自己主張性攻撃行動
家族や同居猫に対する攻撃です。
縄張り意識、愛撫誘発性(なですぎ、かまいすぎ)、恐怖性、遊び関連性攻撃行動も併発したりします。
たとえば、なにもしていないのに、いきなり猫ちゃんが噛んできたり、攻撃したりする。でも、思い返すと、攻撃前のパターンがある
5)遊び関連性攻撃行動
飼い主が子猫の時から手や足などを使って遊んだあげたりしていると、どんどん、手や足に噛みついてくるようになったりします。
ほかの猫と遊んだことのない猫ちゃん、に多いようです。
6)捕食性攻撃行動
暗くなると、捕食行動をしたくなる、本能で、動くものを攻撃したりします。
7)同種間攻撃行動
去勢していない猫ちゃんが外に行って、外の猫とバトルしたり、(よくあるハナシです)
同居猫が動物病院から帰ってくると、留守番の猫が攻撃したり、
8)縄張り性攻撃行動
いろいろなパターンのある攻撃行動ですが、
解決法は
攻撃のきっかけになることを減らす
体罰は与えない
ストレスの原因を減らす(くつろげるベッド、パーソナルスペースの確保、トイレを増やすなど)
クリッカートレーニング
遠隔で罰を与える(水鉄砲、いやな音をたてる、など)
フェロモン療法(不安を減らす合成フェロモン)
サプリメント(アンキシタン、ジルケーン、GABA)
薬物療法(鎮静、抗不安薬)