ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

慢性胃炎

嘔吐の原因は多々ありますが、

いろいろ検査してもあてはまらない

それでも、よく吐く

という場合は、慢性胃炎の可能性があります。

慢性胃炎の原因治療は

・食事をかえる
   線維が多かったり脂肪が多い食事は消化が悪いの で、低脂肪、低繊維、低アレルゲン食にかえる。絶食はしない

・ 胃腸の運動をよくする薬を飲む

胃潰瘍があるなら、胃酸分泌抑制薬(ガスターは、胃酸をとめるには、それほど効果がないといわれています)

慢性胃炎は十二指腸炎との併発が多いといわれています。内視鏡検査でIBDと診断されたら、ステロイドか免疫抑制剤の内服

・ピロリ菌は、イヌネコでは病原性はないといわれていますが、ヘリコバクターや小腸内最近過剰増殖は、もしかしたら、慢性胃炎の原因となるかもといわれています(確定診断は難しい)除菌すると改善する可能性があるといわれています(抗生剤2種と抗胃酸分泌薬を2週間飲む)


実はアンデイくんも、よく吐くので、内視鏡検査とバイオプシー病理検査を2回もしましたが、、原因はいまひとつ、まあ、慢性胃炎のような結果です。薬をのんで、コントロールしていますが、食事の変更は本人の同意が必要なので、なかなか難しいですよね。