プレミアムフードのみかた
プレミアムフードには、様々な高機能サプリのような成分がはいっています。
あんまりありすぎて、わかりにくいですよね。原材料をチェックしてみてください。
・カルニチン 健康は骨格と筋肉の維持をサポート
・オメガ3とオメガ6脂肪酸(配合比率はメーカーのワザ)
皮膚の健康
炎症を抑える効果
オメガ3 は、フィッシュオイル、魚粉、亜麻仁
オメガ6 は、動物性油脂、植物性油脂(コーン油、大豆 油、サウラワー油)
・コンドロイチン・グルコサミン 健康な関節や軟骨のサポート
・抗酸化成分(病気の原因となる酸化ストレスを減らすためのもの)
ビタミンE,ビタミンC,セレン、L-カルニチン、αーリポ酸
・酸化防止剤(脂肪の酸化を防ぐもの)
トコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物
無添加とか、自然派とうたっているものに含まれることが多いです
・ 人工の保存料は
エトキシキン、BHA,BHT
・腸内細菌を整えるもの
フラクトオリゴ糖、
・サイリウム(可溶性繊維)
便通をよくするもの
・可溶性繊維
消化管内でゲル化して、腸内で発酵されて大腸の栄養になります。栄養素の消化吸収を遅らせます。(ゆっくり吸収されていく)
・ビートパルプ
腸の粘膜の回復をサポートする
シュバービート(砂糖大根、甜菜)から砂糖を抽出した 残渣のこと。
整腸作用、血中コレステロール低下作用
・ アルギニン
一酸化窒素の前駆物質で、血管拡張作用があるので、高血圧の緩和の効果あり
・L-カルニチン
横紋筋や心筋内で濃縮され細胞にエネルギーを供給するために重要な役割を果たします
DL−メチオニン
尿を酸性化するもの。血液も酸性化するので、腎臓に負担をかける可能性があります。
この成分がはいった療法フードが巷で売られていますが、いつまでも、だらだらとあげるのはやめましょう。
以前まで含まれていたけれど、今はとくに必要とされていないもの
・ウコン
肝臓によいというイメージがありますが、犬にはウコンは効果がないことが最近わかってきました。
・ルテイン
目のサプリに入っているものがありますが、犬の眼にはルテインの受容体がないから、意味がないといわれています。
・ナトリウムの過剰制限
犬猫は食塩非感受性の生き物だから
療法食が本当にその子にあっているのかという説明ができないようなお店で療法食を買い求め、ずーっと続けるのはいかがなものでしょうか。
たとえば、肝臓サポートは、肝臓が悪い犬の一般食ではなくて、高アンモニア血症という、肝臓がかなり悪くなったときに食べるフードです。タンパク質が少なく、栄養不足になる可能性があります。心臓サポート2も、ナトリウムを制限しすぎて、心臓病の初期の犬には、病態悪化の可能性もあります。利尿剤を飲むほど心臓の悪い犬のための療法食です。
ショップやネットで療法食を買われているのでしたら、たいへんお高いものですので、本当にうちの子にあっているのか、これからも続けるべきなのか、一度、かかりつけの病院にご相談されることをおすすめします。
兄弟シュナです。当院の門番を務めてくれている福助くんの兄弟です。そっくりですよね。