ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

日本の犬はぼけやすい

先日、日本ヒルズ社の専属獣医師をお招きして院内セミナーをしてもらいました。

海外では、あまり、犬の地方というのが日本ほど多くないというお話で、
日本むけに独自の健康ガードフード「脳」というのをつくっているそうです。

ヒルズ社のデータによると、高齢で異常行動を起こしやすい犬種は
 1位 51%柴犬(もしかしたら、シバミックスもはいってい          るかも??)

 2位 13.3% 柴犬の雑種
 3位 雑種 
 4位 日本犬
 5位 日本犬の雑種
 6位 マルチーズ
 7位 シェルテイー
 8位 プードル
 9位 ヨーキー
 10位 ビーグル
  (2002年)
つまり、、
 柴犬とか、柴犬ミックス、日本犬の血統は、シニアになると、 認知機能障害(ボケ)がでやすいということです

では、
犬の「ぼけ」ってどういうものかといいますと

 ・道に迷う
 ・名前を呼んでも反応しない
 ・よく眠る
 ・夜中にやたらとほえる
 ・排泄がうまくできない
 ・同じところをグルグルまわって、壁にぶつかる
・狭いところにはいりこんでしまう
 などなど

犬猫の11歳以上の50%がぼけのような行動がみられるいということです。
アンデイくんも11歳ですが、たしかに、
よく眠ります、、、夜中は爆睡しています、、
10歳こえたら、朝、起きてこないっていうワンコもいますよね

では、ぼけ防止には
 脳の健康によい抗酸化成分
 
 ・ビタミンE
 ・ビタミンC
 ・セレン
 ・L−カルニチン
 ・αーリポ酸

ヒルズ社の獣医師に、なんで、サプリをつくらないの?って聞きましたら、
サプリのはいったフードを提供しているから、
ヒルズ社の総合栄養食フードを食べていれば、あえて、サプリをとらなくていいというコンセプトだそうです。
たしかに、
サプリをフードにまぜて飲ませるよりも、最初からフードにはいっていたほうが、給与するのもラクだし、経済的ですよね

ちなみに、
アメリカのヒルズ製品と日本の製品は同じではないそうです
アメリカはアメリカの工場でつくり、日本のヒルズ製品は、あえて、欧州でつくって、高い輸送費をかけて、日本にもってきているそうです。つまり、アメリカからの並行輸入品ヒルズ製品とは違うのです。理由は、欧州の工場のほうがアメリカよりも新しくて性能がいいので、より、高品質なフードを提供できるからということです。たとえば、オメガ3脂肪酸といった油を、フードにふきつけるとき、ベタベタしない風味を保つためには秘伝の技があるそうです。



いやにリアルなぬいぐるみ、、本当の犬猫の毛を使っている可能性があります、、
おそろしいことです。道端で死んだ動物から皮をはぎとっているわけではありません。捕獲して、生きたまま皮をはいでいるのです。
こういう商品を買わなければ、需要がなければ、毛皮産業は衰退します、、


死んだどうぶつからは、これほどの大量の血はでません。生きたまま皮をはぐから、血の海になるのです、

ぼけるまでかわいがられて、天寿をまっとうできる、家の犬猫さんと、虐殺されていくどうぶつたち、
命の重みがどれほど違うのか、、