猫の急性炎症性タンパクSAA
血液検査でわかる、急性炎症タンパクというのがあります。
どういうときにあがるかといいますと
(正常値が2.5μg/ml)
急性膵炎 100%(200とか、高い数値を示します)
FIPというウイルス感染 75%
(脳炎などのドライタイプでは、上昇しません)
胆管炎 19%
胃腸炎 7%
リンパ腫、扁平上皮癌 30%
糖尿病 25%
慢性腎不全
不明熱をくりかえす特発性関節炎
悪性中皮腫
黄色脂肪症
甲状腺機能亢進症
SAAは、肥大型心筋症ではあがりません。肝臓で産生されるため、著しく肝臓が悪いと数値が下がります。
グルココルチコイドの影響はうけません。
このSAAは、CRPと同様、病変のスクリーニングとしてみますが、一回だけ測定するというよりは、治療前と後の数値を比較して治療の成果をみる、
今後の治療の指標や、予後因子としてみる、
といったことで有用性があるといわれています。
人間で、唾液でメタボ体質とかの遺伝子検査が手軽にできるようですが、(わたしは、結果がこわくて検査できませんが)
犬猫さんにもそういう検査があるといいですね!
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サルも花粉症になるそうですね。今日は、薬を飲んでいも、鼻がむずむずします、、
お散歩にいったら、アンデイくんが豪快なくしゃみをしていました。