ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

夏の終わりが、

残暑厳しく、でも、もう秋はすぐのはず、、

夏の終わりに皮膚病が増えてきます
それは

ノミアレルギー
マダニに刺されたアレルギー
皮膚がベタベタしている脂漏症
季節性のアトピー性皮膚炎


で、

1年中痒がっていれば、

疥癬、耳疥癬
 ヒゼンダニや耳ヒゼンダニが皮膚や耳に寄生して、
 季節に関係なく、猛烈にかゆい
 時には人間も痒くなります
 薬で予防ができます

犬毛包虫症
 正常な犬の毛穴にいる、顕微鏡サイズの小さなダニですが、免疫力が低下したり皮膚のバリア機能が悪いと、皮膚病になります
季節に関係ありません


膿皮症
 皮膚で細菌が増殖します
 かゆがってなめたり、掻くと脱毛します。 
 ほかの原因でも(寄生虫、アレルギーなど)、この症状がでます。

真菌感染
 皮膚糸状菌症(脱毛します)
 マラセチア性皮ふ炎(ベタベタした皮膚に多いです)

アレルギー
 食物アレルギー
  季節に関係ありません。かなりかゆいです。
  下痢、嘔吐をおこすこともあります。
 アレルゲンのない処方フードのみを1−2か月食べてもらいます。
 
アトピー性皮膚炎
 環境中のアレルゲンに反応して、痒がります
 症状をコントロールできますが、完治は難しいです。
 若いときに発症しますが、年齢があがっていくにつれて、免疫が安定して、症状が落ちついてくる可能性があります。

ということで、夏や季節の変わり目だけ痒いのか、一年中痒いのかというのも、皮膚病を診断する目安になります。


群馬サファリパークのキリン、柵の外に顔をだしています