猫回虫の駆除
拾った子猫に、たいていいるのが、猫回虫です。
猫回虫は、大人の猫さんになると症状がでないことが多いのですが、幼猫のときに回虫をもらって、そのままシニアになるまで、継続的な寄生をうけている可能性があります。
こうなると、
消化管内の成虫だけでなく、体内移行期の幼虫も同時に存在していることが考えられます。
この体内移行期の幼虫が、肺に病害をもたらすことが確認されています。
猫回虫のライフサイクル
猫ちゃんが回虫の卵をのみこんでしまう、
すると
回虫の卵が孵化し、胃壁に進入(L3)
そして、幼虫(L3)は、肝臓へ
そして、成長してL4になって、肺に移行し、
咳により気管に吐きだされ、再度飲み込まれます。
そして、腸へ移行し、未成熟成虫となり、成虫へ成熟していき、産卵を始めます、
ということで、
子猫を拾った、
なんだか、咳している、
というような気管支炎の症状をしていたら、
猫回虫の駆虫をしたほうがいいですね。
といっても、
薬を飲ませるのはたいへんなので、
猫ちゃんには、背中につけるだけの寄生虫駆除のお薬がでています。
ただし、この薬は、体重500グラムの生後7週齢以上の子猫からつけることができるお薬です。
後ろ姿が、色っぽいかも??マーラです
ヒマそう、、
(群馬サファリパークです。緊張感のない顔をしています。)