心臓のお薬
心臓の弁膜症といわれたら、、
まず飲むのが
1)ACE阻害薬
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
これは、血管拡張薬です。
心臓そのものを治しているわけではありません。
心臓の弁がきちんと閉まらなくなってしまって、血液が逆流してしまい、全身に血液を送りたい心臓に「がんばれ」とだす指令をだすホルモンを減らし、心臓の負荷をへらす効果があります。
2)ピモベンダン
強心薬です
昔からあるジゴキシンよりは、副作用が少ないといわれています。
心臓を収縮させる筋肉に働き、心臓の動きを盛んにさせるための薬です。
ACE阻害薬を飲んでいても、悪化してきたら、次に飲み始めて、心不全を抑える薬です
3)アムロジピン
血管拡張薬です
血管の壁は3層の膜でできていて、細胞の中のカルシウム濃度が上昇すると、膜が収縮し、血管全体が細くなってしまいます。血管が細くなると血圧があがり、心臓は必死に動いてしまいます。
そのために、カルシウムが細胞の中にはいってこないようにする薬です。
4)利尿剤
ラシックス、トラセミド
腎臓の過剰な体液をとりのぞき、尿をださせます。
尿がたくさんでると、体の中の血液量が減って、心臓の負担がへります。また、血液がたまりすぎて肺にもれだしてしまう肺水腫を防ぐ効果もあります。
トラセミドは、ラシックス(フロセミド)の数十倍、利尿効果がでます。
これを飲むと、夜もトイレにいきたがったりするかもしれません。室内トイレをマスターしていないと、夜起こされたりするので、なかなか、困りものですが、、、
5)カルベジロール(不整脈治療薬)
交換神経を抑えて興奮しないよう自律神経に働きかけるβ遮断薬です。
心臓の筋肉が収縮して血管が細くならないように、細胞が興奮するのをコントロールします(アーチスト)
心不全になって、投薬しないと、あっという間に、
お空に、、、いくかもしれません、、、、