ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

高血圧と眼圧

犬猫にも、高血圧症があります。

1)低血圧
  収縮期血圧が80-90mmHg以下
  あるいは平均血圧が60mmHg
以下
  症状は、ふらつき、虚脱
 
原因は
 膵炎、胆管疾患、心不全
 低血圧が続くと、多臓器不全になって死亡することもあります

2)高血圧
 収縮期血圧が150-180mmHg以上
あるいは拡張期血圧が95mmHg以上

原因は
  クッシング症候群
  腎臓の病気
  甲状腺機能亢進症(猫)
  発作などの中枢性神経症状
  
肥満と高血圧の関係性は犬猫さんはあまりないそうです。
甲状腺機能亢進症の猫は痩せていますが、血圧が高くなりますものね。

 放置すると、腎臓がどんどん悪くなったり、失明したり(網膜剥離、出血)します

犬猫さんが緊張して血圧があがるので、平時よりも17くらい上がっているだろうといわれています。

3)眼圧
  正常眼圧 10-25mmHg 
眼圧が高いと、緑内障や高血圧性網膜症など


4)治療
 血圧をさげる内服薬(1日1回)
 原因治療


当院では、血圧測定と眼圧測定を承っております。1年に一回くらいは測定することをおすすめいたします。
ワクチン接種やトリミングのついでなどもいいと思いますよ。