ステロイドされど、ステロイド
先日、夜のセミナーにいってまいりました
ステロイド剤の表と裏
まあ、どんな薬にも副作用があります。
薬効の恩恵をうけつつ、副作用をいかに抑えるか、
これが投薬の悩みどころですよね。。。
ステロイドは、ショックをカバーしてくれるホルモンです
血管を収縮させ(血圧をあげる)、血糖値をあげます
生命維持に不可欠なホルモンです。いろんな組織で多様な作用をします。
・血糖値あげる
・抗炎症作用
・多すぎると免疫抑制
・骨の形成阻害
(だから、子犬には処方しないです)
・筋肉を分解して糖をつくるので、長期間飲みすぎると、筋肉がおちる
・消化管カルシウム、ナトリウム、リンの排泄障害
・腸粘膜の保護
・長期間飲むと毛が薄くなる(甲状腺ホルモンさげる)
・血圧上昇
アジソン病(副腎皮質が萎縮してステロイドホルモンがでない病気)のワンちゃんは、ストレスがかかりそうな感じだったら、その前にステロイドの薬をのませておくといいとのことです。
(青森浅虫温泉の夕日)