イクニャンの方法(子猫のお世話)
子猫を拾ってしまったら、
しかも、ミルクのみの生後1か月以内の子猫だったら、
授乳して育てないといけません、
これが、
本当にたいへんなのです
まず、拾ってしまったら、
保温をしてください
体温がさがると死んでしまいますから。
1)体を温める保温
体が冷えたまま、無理に飲ませると
腸の消化吸収能力が低下しているので、腸がうまく動いてくれないのです、だから、
まずは保温します。
ペットヒーターや、ペットボトルで湯たんぽをつくってください
すぐれものは、
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2)哺乳瓶と子猫用のミルクを用意します
買った哺乳瓶は熱湯で消毒してから、
溶かした粉ミルクを哺乳瓶にいれて
60度くらいの温水にひたして、
35-38度で授乳してください。
3)哺乳瓶の乳首の調節
哺乳瓶の乳首の先にカッターなどで切れ目をいれ、哺乳瓶を逆さにしたときに、ミルクがゆっくりたれるくらいに調節してください。切れ目が大きすぎると、むせたり、鼻に逆流したりします。
切れ目は成長にあわせて、大きくしてください
4)授乳します
哺乳するときは、仰向けにはしていけません。ミルクが肺にはいる危険があります。
腹這いの状態で頭をやや上にむけて、哺乳瓶の乳首をくわえさせる
(母猫から授乳するときに、子猫ははらばいですよね)
5)授乳するときの注意点
子猫のミルクを飲むのが遅いからって、哺乳瓶を圧迫しておさないこと。
ただ。あんまりミルクの出が悪いと、空気ばかり吸ってしまって胃がぱんぱんになりますので、ご注意ください
6)授乳の回数
ミルクは飲みきる量だけつくって、清潔にしてください
生後1週齢までは、2−4時間ごとに哺乳します(夜中も!!!)
離乳(生後1か月)までは4−6時間ごとです
7)排泄のお世話
母猫がおしりをなめて排泄を促します。
子猫は、3週齢までは自力で排尿排便ができません。
哺乳後に、肛門をおしっこをするところの周辺を、濡れたガーゼなどで刺激して排泄を促してください
8)うんちがでないときは
離乳するまでの排便は、数日に1回で大丈夫です。毎日、便がでないからって、心配しないでください。
固形食を食べ始めたら毎日、便がでるのが正常です
9)トイレの用意
3週齢になったら、自分でトイレができますので、
寝床の外の隅のほうで排泄できるよう、浅いトレイにペットシーツをしいて、猫砂やシュレッダーにかけた新聞紙を少量散らしてつくってあげてください
固まる砂はつかわないでください。食べてしまうと、胃にたまってしまいますから。
10)離乳のしかた
生後3−4週齢から、浅い皿からミルクを飲むことができます。まずは、子猫用のミルクをお皿から自分でのませてください。
そして、
子猫用の缶詰をすこしづつ、ミルクに混ぜてあげてください
11)ドライフードのあげかた
5−6週齢からはドライフードを少量ずつ混ぜてください。このころには、1日のカロリー要求量の30%くらいをドライにしても大丈夫です。
くれぐれも、下痢に注意してください。下痢は子猫にとって命とりです。
消化吸収のよいフードを、子猫の様子をみながら、与えてください。
拾った子猫は、たいてい、回虫がいますので、駆虫しないと、いくら授乳して育てても、栄養が横取りされて、育ちません。
12)離乳の完了
離乳は6-9週齢で完了します。
つまり、生後2か月で最初のワクチンをうちますが、
それくらまでは、離乳の移行期ということですね
缶フードからドライにきりかえていきますが、
そうすると、水分が少なくなり便がでにくそうだったら、
人工ミルクを増やしてあげるといいですね。