フィラリア予防薬を毎月飲まないといけない理由
フィラリアの予防薬を毎月飲むシーズンですね
理由は
①この薬は1か月間持続しているわけではありません。2,3日で体から代謝されて、消えます。
②蚊に刺されて、フィラリア子虫(L3)が体の中にはいってしまうのですが、感染後2-7日でL4になって、組織に移行する。そして、45-100日後は、L5になって、心臓や静脈に侵入します。
フィラリア予防薬はL5は駆除できない。(虫のクチクラ層が厚くなり、十分に浸透しない。ドラゴンボールのモンスターのように、脱皮するたびに強くなるから。)
③つまり、フィラリア予防薬は、L3,4の段階でしか、効果がないので、子虫がL5に成長する前に、その都度、殺虫していかないといけないからです。
④たとえば、6月のはじめに薬を飲んで、で、そのあとの6月25日に感染した場合、
7月にお薬をあげるのを忘れて、
8月の終わりに薬をあげたところ、2か月間があいてしまったら、もうフィラリアがL5に育ってしまって、薬で落ちない、、心臓に寄生してしまった、、、
ということになる可能性があります。
飲み忘れたけれど、大丈夫ですか?ってご質問うけます。
フィラリア抗原検査(血液検査)は、フィラリアの成虫を測定しているので、
L4,5のフィラリア幼虫がいるかどうかは、、
残念ながら調べることができないのです。
飲み忘れたら、とにかく、予防薬を飲むしかありません。
特に秋にフィラリアの予防薬を飲まないと、感染率が高くなるといわれています。
11月まで、毎月飲んで、締めの一回が大事ですね。
一番おすすめなのは、
5月から12月まで、毎月8回のむと、感染率は0%をいわれています。
フィラリア感染は100%飼い主様の責任です。
猫ちゃんもフィラリア予防しましょうーー
フィラリアは猫もタヌキも人間も感染します。
フィラリアが成虫になる確率は
犬80%、猫10% タヌキ30-40%