ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ペットフードの選び方の注意点

アメリカの獣医栄養学の認定専門医の先生によると、
(会ったわけではありません。あしからず)


①フードを選ぶときに原材料をチェックして選んでいても
そのフードの品質内容はわからない

たとえば、鶏肉と書いてあっても
鶏肉が最高品質か、病気の鶏肉か、人間用にできないものをまわしているのか
わからないですよね。

②珍しい肉(バイソン、アヒル、鹿など)や果物、野菜、ハーブがはいっているから、いいなって思っても
実際は栄養学的にはメリットが期待できない量しかはいっていなかったりする

③スモークサーモンやクコなど高価な食材がはいっているから、いいようにみえるけれど、実際は従来のコーンや鶏肉のフードを主成分とした食事ほど栄養素や有益性を備えていないことがある。
(おいしそうなフレーズで飼い主さんにアピールしているだけで、栄養学的にはあまり意味がなかったりする)

④人工着色料や保存剤を避けようとして、天然保存料を使っているけれど、従来使用されている人工保存料ほど安全性や有効性を示すデータは入手できない。
(つまり、エビデンスがない)
従来品と違う、天然保存料を使っで、本当に賞味期間内で、そのフードの栄養的品質が守れるかが、、メーカーの責任にかかっている(つまり、メーカーの信頼性が大事)


ということで、
うたい文句や、高級感にひかれてフードを選んでしまいますが、
そのメーカーの信頼性が一番、大事のようですね。
ノンブランド品は注意が必要です





とと太、手作りヨーグルトを食べています。砂糖がはいっていないので、デブ猫にも安心