おなかが急に膨らむ病気--胃拡張胃捻転
太ったわけではないのにおなかが膨らむ(腹囲膨満)
病気があります。
胃拡張胃捻転という緊急性の高い、非常に危険な病気があります。
①好発犬種は
胸の深い大型犬とダックスフンド
②原因
たくさん食べた後に激しい運動をすることが原因になったりします。
③病態
胃が過度に膨らんで、胃拡張による腹圧上昇がおきて
おなかの中の血管を圧迫します。
そして、心臓への血液が戻る量が低下して
ショックを誘発します(静脈還流低下)
で、ぱんぱんに膨らんだ胃が捻転すると、
胃に血液がいなくなって、
胃の虚血によって、活性酸素の産生、再灌流障害、壊死がおきます、
そして、
胃に穴があきます(穿孔)
すると、
、
腹膜炎もおきて、
あっという間に死亡する、こわーいい、こわーーーい
緊急性の高い病気です。
④症状は
左の胃があるところが、なにやら、パンパンに膨らんでいる
突然元気がなくなって、虚脱する(低血圧)
呼吸が早くなる
不整脈
皮膚や粘膜が青白くなって、血圧低下
ショック状態
吐かないけれど、気持ち悪そうに吐きたいそぶりをして、よだれがでる
⑤治療
緊急手術と輸液
手術しても、予後不良になる割合が15-45%と高い