肝臓の薬
肝臓にずばり、ダイレクトにきく薬はないっといわれています。
ですが、
なんとかしたいのが、親心、、、
そこで、
肝臓の機能改善を目的としたサプリ(犬猫栄養補助食品)があります
肝臓は、とても大きな臓器で、肝臓への栄養補給は、80%が静脈である門脈からうけとるため、
静脈になにか、問題があると、血液が滞って(虚血性障害)ダメージをうけやすいのです。しかも、門脈は胃腸管から供給されるた、腸内毒素や細菌などなど、外からの悪いものの影響をうけやすいのです。
正常な肝臓でしたら、肝臓がもっている解毒や代謝機能で、そういう外からの悪いものは撃退してしまうのですが、そのときに、肝臓では、悪いものを撃退する肝マクロファージ(クッパー細胞)が異物をとりこむと活性化し、サイトカインを放出します。このサイトカインの茂樹で肝星細胞が筋繊維芽細胞へと変化して、肝臓が線維化する(つまり、肝臓の機能がはたせない、肝硬変になる)のです。
ということで、
生まれつき肝臓が小さいワンコさんなどにおすすめなのですが、
肝臓の機能を守ってあげるための成分を摂取することによって、弱っている肝臓を助けましょうというのが、
サプリの目的です
「ヘパアクト」といって
これには、
シリマリンと水溶性クルクミン、Sアデノシルメチオニンが含まれています。
どういう作用があるかといいますと、
①シリマリン
マリアアザミに含まれている有効活性成分
酸化ストレスに対する酵素を細胞内に増やすフリーラジカルを酸性し、脂質の過酸化を抑制することで、
抗酸化作用をもつ
抗炎症、抗繊維化、肝臓でのタンパク合成の増加
胆汁分泌促進
欧米では、2000年以上前からハーブとして利用されている
②水溶性クルクミン
ボリフェノールの1種で、抗酸化物質
③S−アデノシルメチオニン
肝臓の細胞での天然代謝物であり、グタチオンの前駆物質。
グルタチオンは肝臓で抗酸化作用を発揮し、非常に重要な防御機序を担っていて、細胞保護作用もあります。実は、これは医薬品として扱われるような成分です