ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫の特発性膀胱炎とは

おしっこがでにくくなってしまう猫ちゃんの病気の原因は


・特発性膀胱炎(つまり、原因不明で、膀胱炎になってしまう)55-64%

・尿石症 15-23%
 膀胱や尿道に石ができている

尿道がつまってしまった(尿道栓子)10-21%

・尿路感染 1-8%

・その他 0-3%

といわれています。

1)では、一番多い、特発性膀胱炎の原因は

 膀胱が過敏
 尿に結晶ができやすい
 もあるのではないかといわれています。
 若い猫ちゃんに多く、2-7歳が好発年齢


2)治療は
 ・尿の結晶ができにくいフードにかえる
 ・結晶ができやすくなるので、PHをさげるために抗生剤の投与
 ・飲水量をふやす
 ・トイレをふやす(トイレをガマンさせない環境)
 ・ストレスをへらす

 
3) 尿石症の予防を考えたフードは、
 ・抗酸化物質、抗炎症のためのビタミンE,セレンS  ,B−カロテン
 ・抗炎症、収斂性のための、オメガー3脂肪酸
 ・ストラバイト結晶ができにくいようなPHやミネラル

4)尿検査で、結晶がないからといって、結石がないわけではないのです。
 レントゲンにうつらない結石もあります


雪かきのあとは、温泉ですねえーー