ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬の年齢別死因

犬の年齢別死因というデータがあります(第36回獣医疫学学術集会発表データ)

 1歳未満で感染症で亡くなる犬が20%程度
 1歳以降で感染症で亡くなることはほとんどなくなります。
1990-1995年のデータでは、死因の30%が感染症
という報告があります。ワクチン接種やフィラリア予防が普及したおかげで、感染症が減少したといわれています。


14歳では、腫瘍が10% 心臓20% 消化器疾患10%弱
泌尿器10%強、神経疾患5%、その他45%くらい
      
ということで、長生きになったのは、
感染症が減ったからなんですね、、

アニコムという動物保険会社が30万頭の加入データを分析した結果、
猫ではメスのほうが長生き
犬では、性差なし

10㎏以下の小型犬の平均寿命13.7歳
20㎏以上の大型犬の平均寿命は11.5歳

シニアになると、死因に腫瘍と心臓疾患が多くなります。人間と一緒ですねーー

報道によりますと、動物の場合、、
動物医療保険に入ると、加入してから動物病院に受診する回数が増えるので、
自動車保険と違って(事故でもない限り、めったに利用しないですよね。等級下がるし)
採算がとりにくいということがあるそうです。それで、アニコムが90%負担をやめたそうです。それでも、70%なら、人間の3割負担の保険と同じなのですね(上限がありますが)。

保険に入ったほうが、気軽に受診できるので、病気の早期発見と病気の治療に積極的にできるので、
保険加入動物のほうが長生きになっているのかもしれません。
当院にいらっしゃる方々は、最近、動物保険に加入されている方が多いです。子犬なら健康診断が必要なく、簡単にはいれます。シニアになったら、保険にはいれませので、ご注意ください。(保険に加入前の病気には保険金が支払われません)



今日は、ムシムシしてます。
わんこが夏バテぎみでしたら、冷房をいれて、涼しくしてあげてください(体調崩して薬飲むよりも、安いです)