抗菌薬反応性下痢 シェパードさんに多いです。
慢性的に(2−3週間以上)下痢をする犬で、抗菌剤を投与すると改善するものを抗菌薬反応性下痢といいます。
ジャーマン・シェパードさんに多いです。
若いシェパードさんで、しょっちゅう下痢するワンコはこの病気かもしれませんね。
原因は
小腸粘膜のIgAという免疫システムが欠損しているといった遺伝的素因や
小腸粘膜バリアの破たん、
粘膜の免疫応答の異常、
腸内細菌叢の質的変化
症状
慢性的で、間欠的な小腸性下痢です。
栄養の吸収がうまくいかないので、やせていきます。
食欲は低下したり、あるいは下痢しておなかがすくので、食べたがって元気な場合もあったりと、症状は様々です。
下痢が続くと栄養がうまくとれないので、
発育不良や体重減少がみられます。
おなかがよくなったり、ガスがたまりやすくなり、
腹鳴や鼓腸がみられたりします。
診断
糞便検査や血液検査で大きな原因がみつからず、
抗菌薬を投与すると症状が改善する。血液中のコバラミンが低下していることもあります。
治療
タイロシンやメトロニダゾール、オキシテトラサイクリンといった抗菌剤の投与
症状が改善したら、6週間継続して内服する。
血清コバラミンが低下していたら、シアノコバラミンの注射
寒いので、とと太はガスストーブの前にへばりついています、
(ファンヒーターは、あの東電の嫌がらせみたいな計画停電の時にまったく役に立たなかったので、ガスストーブにしました)