映画「第三の男」
アントン・カラスのテイター演奏とオーソン・ウエルズで有名なご存じ「第三の男」という映画があります。1949年の白黒映画で、かなり古い映画ですが、、
解説は
http://www.ivc-tokyo.co.jp/yodogawa/title/yodo18038.html
この映画で印象的なシーンは、子猫がキーマンにじゃれついて、正体を暗示するというところです。
映画のサントラのカバーも
主役のジョセフ・コットンの影は薄く、ほとんどセリフのないオーソン・ウエルズの圧倒的な存在感は圧巻です(顔がでかいだけじゃない)。
この映画は、敗戦国オーストリアでおこったペニシリン密売事件を描いています。ペニシリン不足に乗じて、病院から盗んだペニシリンを薄めて闇市に流した犯罪を描いています。(薄めないで、そのまま流通させれば、まだましでしたが)
アメリカ海外ドラマの「ローアンドオーダー」という刑事法廷もののドラマがありますが、このドラマで、インフルエンザワクチンが不足した時期、ワクチンと称して、生理食塩水をいれた偽物を流通させ暴利を稼ぐという犯罪を描いていました。このドラマで「第三の男」の話がでてきます。
こういう事件は、いつ起こってもおかしくない怖い話ですよね。インドあたりでつくられているジェネリックと称する偽物医薬品が海外からの個人輸入品で(ネットで)でまわっているという、怖い話を聞きます。
やっぱり、薬は正規ルートでないと、中身がわからないぶん、怖いのではないかと、
正規品と個人輸入品では、輸送経路が違います。同じ船便でも、安い輸送料金の品物は、ボイラーのそばのネズミがいるようなコンテナにいれらてしまうそうです。正規品は温度管理をきちんとして、輸送されてくるので、同じ商品にみえても品質は違うということです。
先日、工事現場で事故が起きましたね。インタビューで工事受注業者の人が、「コストを下げれば、手抜きをせざるえない、安全はお金で買うものだ」って答えていたのが印象的でした。
そう、「安全」はお金をださないと得られないものかもしれません。