ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

膀胱腫瘍

犬の膀胱腫瘍は、悪性腫瘍の中の2%占めるといわれています。ほとんどは、移行上皮癌です。
猫ちゃんは少ないです。

発生の多い犬種は
 スコテイッシュ・テリア
 シェルテイー
 ビーグル

 平均年齢11歳

症状
 血尿、頻尿、乏尿、排尿困難、そそう
 まれに、膀胱腫瘍が骨に転移して、びっこをひいたりします。

数週間から数か月前からみられ、抗菌剤の投与で一時的に改善します。
尿の細胞診断では、細胞がなかなかみられにくいので、診断が難しいです。

治療
 膀胱の摘出と抗がん剤治療

 乳頭腫状でほかに浸潤していない小さな膀胱腫瘍ですと転移しないといわれていますので、その腫瘍だけを摘出することで完治します。
 乳頭状ではなくて、まわりに浸潤する腫瘍は100%リンパ節や肺に転移するといわれています。



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