ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬の鳴き声とサイン

犬猫さんと言葉が通じればどんないいかっていつも思いますが、(きっと、かれらもそう、思っているでしょう)犬の鳴き声「ワンワン」「キャンキャン」、「ウオーウオー」と身振りで、感情のサインを推定することができるようです。
長年つきあっていれば、言葉なんかいらない、目だけで気持ちが通じるかもしれませんが、、

「人に甘えながら、尻尾を振って、ワンワン吠える」
  嬉しいとき

「なにかを要求して、ワンワン吠える」
  散歩にいきたい、
  遊びたい、
  食事を催促している


「知らない人などをみて、けたたましく「ワン。ワン。ワン。」と区切った鳴き声で吠え続ける
  警戒して怒りの感情を表しているサイン
 (みれば、わかりますよねえーーー)

「相手に向かって強い調子でワン!ワン!ワン!と
吠えているのは」
  敵対心があって激怒しているサイン

「ワンワン」というのは、
 注意してください、と警戒を送る呼びかけであったり、自分に関心を示してくださいと呼びかけて願望のサインを送っているのです。

無駄吠えをやめさせるためには、「自分に関心を示してくれ」という「ワンワン」にいちいち反応しますと、無駄吠えを助長します。必要のない「ワンワン」には、「待って」とか「はいはい」などど、お返事しないほうがよろしいでしょうね。


犬が肩をいからせ、前肢をふんばり毛を逆立てながら、前をみつめ「ウオーウオー」とうなる
 相手に対して敵対心を表し攻撃をしかけようとしているサインです。

わずかに口をひらいた表情で、鼻先をやや持ち上げ、鼻づらにしわをよせ、相手をにらみつけうなりながらやや低い声で「ウー、ウー」と呼びかけているのは
  相手をおどかす警報のサインです。
 おうちのワンコが飼い主さんが、耳掃除をしようとしたときに、犬がすみっこに逃げていって、「ウー、ウー」って低い声でニクニクしながら、唸っていたところに、無防備に手をだすと、咬まれる可能性がありますので、お気を付けください。

「ウオーン、ウオーン」遠吠え
 ペットホテルなど、飼い主さんと離れてしまったときに、こんなふうに鳴き続けます。飼い主さんに、わたしはここにいるから、早く迎えにきて」って鳴き続けるわけです。

救急車のサイレンに、「ウオーン、ウオーン」遠吠え
 オオカミと同じように互いに危険な情報を遠吠えしながら知らせ合っているといわれています。ちょうど、サイレンの音の波長が犬の遠吠えによく似ているので、それに反応して、サイレンの音をまねた音声の鳴き声をだしているといわれています。

「クン、クン」
親犬に甘え空腹を訴える子犬のサイン

飼い主の顔を見ながら「ヒー、ヒー」「クン、クン」と弱弱しく甘えたような鳴き声
 助けを求めたり、外に出たかったり、家にはいりたがっている、おなかがすいていたり、遊びをねだったりして「何かをしてほしい」と要求するサイン

体を丸くしてうずくまり「ウー、ウー」と苦しそうに低いうなり声(うめき声)をあげる
  体になにか変調が起きて苦しいよーと苦痛をうったえているサイン