ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

シェルテイーさんに多い病気

シェルテイーさんも、プードルさんやMダックスさんと同様、大きさがいろいろ違うようです。
シェルテイーのシルヴィーちゃんは、20キロちかい大柄な男の子です。シルバーグレイの素敵な毛色ですね。自転車で一緒に走ってくれるお父さん大好きな、おだやかで元気な男の子です。

シェットランド・シープドックさんに多い病気

胆嚢炎が多く、高コレステロールのワンコさんが多いので、注意が必要です。

皮膚
 ・犬皮膚組織球腫(自然に消える場合もあります)
 ・表在性細菌性毛包炎
 ・マラセチア皮膚炎
 ・家族性犬皮膚筋炎
 ・コリーおよびシェットランド・シープドックの特発性潰瘍性皮膚症
 ・ 犬ぶどう膜皮膚症候群(眼と皮膚の病気で、メラニン細胞が免疫系の標的になる。眼瞼、鼻、口唇の白斑)
 
薬物反応
 コリーさんと同様に、イベルメクチンとミルベマイシンの高用量投与で、運動失調、昏睡、死にいたる可能性があります。フィラリアの薬は低用量ですので、大丈夫な場合が多いですが、注意しましょう。

内分泌
 甲状腺機能低下症

消化管
 出血性胃腸炎

血液/免疫
・ フォン・ヴィレブランド病(止血の遺伝子異常)
・全身性紅斑性狼そう(自己免疫性、多発性関節炎、貧血、血小板減少、神経徴候、粘膜皮膚病変、腎臓の糸球体疾患などの事故免疫疾患の臨床徴候が少なくとも2つある)
・B型血友病

筋骨格
 ・手根靭帯のぜい弱化(シニアの肥満犬に多い)
  (前肢)
 ・犬特発性多発性関節炎(1-3歳、オスのほうが多い)
 ・先天性肩脱臼(まれ)
 ・先天性肘脱臼(生後3か月で発現)
 ・股関節形成不全

腫瘍
 ・基底細胞腫
 ・鼻腔腫瘍
 ・精巣の癌

先天的難聴


 ・眼瞼内反
 ・結節性上強膜角膜炎
 ・白内障
 ・コリーアイ(コリーほど重症度が低く、網膜剥離、出血は伴わない)
 ・中心性進行性網膜萎縮
 ・視神経低形成